相棒18 第3話「少女」
益子の猫探しの際に出会った少女・秦野明菜。後日特命係と益子の3人は明菜にお礼を渡しに赴くが、そのマンションでは殺人事件が発生しており、容疑者である島村裕之は秦野家に身を隠した後、明菜を連れて逃亡を開始した。
だが現場から指紋が見つかるなど、島村は犯行を隠すつもりが無いにも関わらず、何か目的があって逃げている様子に疑問を覚える右京。
一方で島村と明菜は、大切な人を失った者同士、共感が生まれつつあり…
感想
さて今回は1人の男と1人の少女、互いに大切な人を亡くした者が出会う物語でした。
恋人を自殺に追いやった男を殺そうとした島村。そんな彼の思いを「恋人のためにそこまで出来るなんて凄い」と明菜。島村を恐れないばかりか、後に島村が襲って返り討ちにあった小田桐という男に対しても果敢に立ち向かおうとしていました。
ここで間一髪特命係が駆けつけて島村と明菜の窮地を救うことになるのですが、島村が散々苦戦させられた小田桐を瞬く間に取り抑える冠城くんがめちゃくちゃカッコよかったですね!
事件はここで終わり…かと思いきや、そこから明菜の家庭の話へと移っていきました。
逃亡中、島村に「妹は母に殺された」と語っていたこと、大切な人を失った悲しみから殺人を犯した島村を目の当たりにしたことから、まさか母親を殺すなんて展開に…とハラハラさせられっぱなしでした。
そうはならなかったものの、あわや一人の少女が失われる事態に。あのままだったら母子共に悲しすぎる事件で終わっていましたね…母は娘から恨まれたまま娘に先立たれ、娘は母や妹の真意を知らぬまま、信じられぬまま亡くなるとかね…
特に治療費を稼ぐための共働きを「ほったらかしにしていた」と誤解されたままなんて、辛すぎるでしょう…
島村にしろ、明菜にしろ、そして明菜の妹にしろ。今回の事件の誰もが誰かを大切に思うがあまり、凶行に走ったり命を捨てようとしたり嘘をついたりと、道を外れてしまうことに。明菜の母も娘たちを大事に思って取った行動が、娘からに聞かれるきっかけになるとは思いもしなかったでしょう。
悲しいすれ違いもありましたが、最終的には明菜の命と心が救われて何よりでした。
島村も自ら殺人を犯そうとしたことの愚かさや、恋人もこんな自分を望んでいないと気づくことが出来ましたから、いつか罪を償った暁には恋人にも明菜にも恥ぬよう、真っ当な道を選ぶことでしょう。
終盤まで終始暗い表情や緊迫した表情しか見せていなかった明菜ですが、最後は妹が生きていた頃のように、満面の笑みを見せてくれました。心が救われた、ということが如実に伝わってくる、良い笑顔です…母親との仲も改善されたようで何よりです。
そんなこんなでまた次回。
そういえば今回、青木と益子さんが被害者の携帯電話を探すシーンがありましたが、自信満々で「この辺りにある」と豪語していたにも関わらず、いざ発見したら「あったー!」と大声で叫んでいた青木が印象に残りました。
最近は警察嫌い、部屋に特命係の写真を貼っているという暗い印象がやや薄れて「憎まれ口を叩くけれども、毎度毎度特命係にいいように扱われる男」という印象になってます。彼はどういう立ち位置になっていくんですかね…
益子の猫探しの際に出会った少女・秦野明菜。後日特命係と益子の3人は明菜にお礼を渡しに赴くが、そのマンションでは殺人事件が発生しており、容疑者である島村裕之は秦野家に身を隠した後、明菜を連れて逃亡を開始した。
だが現場から指紋が見つかるなど、島村は犯行を隠すつもりが無いにも関わらず、何か目的があって逃げている様子に疑問を覚える右京。
一方で島村と明菜は、大切な人を失った者同士、共感が生まれつつあり…
感想
さて今回は1人の男と1人の少女、互いに大切な人を亡くした者が出会う物語でした。
恋人を自殺に追いやった男を殺そうとした島村。そんな彼の思いを「恋人のためにそこまで出来るなんて凄い」と明菜。島村を恐れないばかりか、後に島村が襲って返り討ちにあった小田桐という男に対しても果敢に立ち向かおうとしていました。
ここで間一髪特命係が駆けつけて島村と明菜の窮地を救うことになるのですが、島村が散々苦戦させられた小田桐を瞬く間に取り抑える冠城くんがめちゃくちゃカッコよかったですね!
事件はここで終わり…かと思いきや、そこから明菜の家庭の話へと移っていきました。
逃亡中、島村に「妹は母に殺された」と語っていたこと、大切な人を失った悲しみから殺人を犯した島村を目の当たりにしたことから、まさか母親を殺すなんて展開に…とハラハラさせられっぱなしでした。
そうはならなかったものの、あわや一人の少女が失われる事態に。あのままだったら母子共に悲しすぎる事件で終わっていましたね…母は娘から恨まれたまま娘に先立たれ、娘は母や妹の真意を知らぬまま、信じられぬまま亡くなるとかね…
特に治療費を稼ぐための共働きを「ほったらかしにしていた」と誤解されたままなんて、辛すぎるでしょう…
島村にしろ、明菜にしろ、そして明菜の妹にしろ。今回の事件の誰もが誰かを大切に思うがあまり、凶行に走ったり命を捨てようとしたり嘘をついたりと、道を外れてしまうことに。明菜の母も娘たちを大事に思って取った行動が、娘からに聞かれるきっかけになるとは思いもしなかったでしょう。
悲しいすれ違いもありましたが、最終的には明菜の命と心が救われて何よりでした。
島村も自ら殺人を犯そうとしたことの愚かさや、恋人もこんな自分を望んでいないと気づくことが出来ましたから、いつか罪を償った暁には恋人にも明菜にも恥ぬよう、真っ当な道を選ぶことでしょう。
終盤まで終始暗い表情や緊迫した表情しか見せていなかった明菜ですが、最後は妹が生きていた頃のように、満面の笑みを見せてくれました。心が救われた、ということが如実に伝わってくる、良い笑顔です…母親との仲も改善されたようで何よりです。
そんなこんなでまた次回。
そういえば今回、青木と益子さんが被害者の携帯電話を探すシーンがありましたが、自信満々で「この辺りにある」と豪語していたにも関わらず、いざ発見したら「あったー!」と大声で叫んでいた青木が印象に残りました。
最近は警察嫌い、部屋に特命係の写真を貼っているという暗い印象がやや薄れて「憎まれ口を叩くけれども、毎度毎度特命係にいいように扱われる男」という印象になってます。彼はどういう立ち位置になっていくんですかね…