映画館以来で「トイ・ストーリー4」を見ました。
ウッディは決して仲間を見捨てない。アンディが信じたウッディは、例え誰に何を言われようとも、一人になろうとも仲間を救うために命を懸ける。時に失敗しても、へこたれずに立ち上がり、最高にカッコいいところを見せてくれる。それが私がウッディに抱いているイメージでした。
そして本作では、特に失敗の描写が強調されてはいたものの、ウッディは変わらずウッディであり続けてくれましたし、これからも仲間のおもちゃのために奮闘し続けることでしょう。そんな彼の決断は尊重したいものです。
また、ウッディとは異なるようで、似た人生を送ってきたギャビー・ギャビーも良いキャラクターでした。最初こそ嫌な雰囲気を漂わせていたものの、その願いはおもちゃとしてどこまでも純粋なものでした。純粋すぎるが故に、やり過ぎてしまうこともあったのでしょう。少しでも長く、幸せに暮らしてくれたら良いなと……
本作はウッディの旅立ちという点から見れば、決して悪いとは言えません。ですが、やはり私は「トイ・ストーリー4」が苦手です。
前述したウッディの失敗。それを見るたびに心が痛みます。確かにウッディが焦って行動した結果、状況は悪化したものの、何もウッディの言い分や行動が絶対に間違っているような、強い責め方をしなくてもと思ってしまいます。もう少し言い方ってもんをですね……
また、ボニーやボニーの父親に対するウッディの扱いは不快でしかありません。「子供は大勢いるから、誰かに気に入ってもらえる」それは分かります。分かりますが「アンディが名残惜しそうに託したウッディ」を、バッジにしか興味が無い「いてもいなくても大して変わらないおもちゃ」として描かれたのは不快です。アンディの想いを幼いボニーに理解しろというのは難しいのも分かります。それでも、あの感動は何だったのかと虚しさを覚えてしまいます。
好きなおもちゃがコロコロ変わる。別のおもちゃに興味が移る。自分の好きなものしか目に入らない。子供ってそういうものかもしれません。でも、だとしても、あの扱いはあまりにもあんまりなんですよ……本当辛い……
ラスト、出発するシーンは思わず涙が流れました。ただ、感動したのではなく、どうしようもなく寂しさを覚えてしまったから流れた涙でした。だって、きっとボニーは気づかない。気づいても、すぐに忘れてしまう。そんな風に思えたからです。私自身も遊ばなくなったおもちゃ、捨ててしまったおもちゃ、存在そのものを忘れてしまったおもちゃもあるかもしれません。「これはボニーに限った話ではない」というメッセージがあるのかもしれませんが、ただ、「トイ・ストーリー」でそれを見たいとは思いません。
ウッディの決断を尊重したい気持ちもありつつ、どうしてこんな展開を見せられたのかという戸惑いもある本作。やっぱり苦手だなぁ……
ウッディは決して仲間を見捨てない。アンディが信じたウッディは、例え誰に何を言われようとも、一人になろうとも仲間を救うために命を懸ける。時に失敗しても、へこたれずに立ち上がり、最高にカッコいいところを見せてくれる。それが私がウッディに抱いているイメージでした。
そして本作では、特に失敗の描写が強調されてはいたものの、ウッディは変わらずウッディであり続けてくれましたし、これからも仲間のおもちゃのために奮闘し続けることでしょう。そんな彼の決断は尊重したいものです。
また、ウッディとは異なるようで、似た人生を送ってきたギャビー・ギャビーも良いキャラクターでした。最初こそ嫌な雰囲気を漂わせていたものの、その願いはおもちゃとしてどこまでも純粋なものでした。純粋すぎるが故に、やり過ぎてしまうこともあったのでしょう。少しでも長く、幸せに暮らしてくれたら良いなと……
本作はウッディの旅立ちという点から見れば、決して悪いとは言えません。ですが、やはり私は「トイ・ストーリー4」が苦手です。
前述したウッディの失敗。それを見るたびに心が痛みます。確かにウッディが焦って行動した結果、状況は悪化したものの、何もウッディの言い分や行動が絶対に間違っているような、強い責め方をしなくてもと思ってしまいます。もう少し言い方ってもんをですね……
また、ボニーやボニーの父親に対するウッディの扱いは不快でしかありません。「子供は大勢いるから、誰かに気に入ってもらえる」それは分かります。分かりますが「アンディが名残惜しそうに託したウッディ」を、バッジにしか興味が無い「いてもいなくても大して変わらないおもちゃ」として描かれたのは不快です。アンディの想いを幼いボニーに理解しろというのは難しいのも分かります。それでも、あの感動は何だったのかと虚しさを覚えてしまいます。
好きなおもちゃがコロコロ変わる。別のおもちゃに興味が移る。自分の好きなものしか目に入らない。子供ってそういうものかもしれません。でも、だとしても、あの扱いはあまりにもあんまりなんですよ……本当辛い……
ラスト、出発するシーンは思わず涙が流れました。ただ、感動したのではなく、どうしようもなく寂しさを覚えてしまったから流れた涙でした。だって、きっとボニーは気づかない。気づいても、すぐに忘れてしまう。そんな風に思えたからです。私自身も遊ばなくなったおもちゃ、捨ててしまったおもちゃ、存在そのものを忘れてしまったおもちゃもあるかもしれません。「これはボニーに限った話ではない」というメッセージがあるのかもしれませんが、ただ、「トイ・ストーリー」でそれを見たいとは思いません。
ウッディの決断を尊重したい気持ちもありつつ、どうしてこんな展開を見せられたのかという戸惑いもある本作。やっぱり苦手だなぁ……