ひびレビ

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「くノ一ツバキの胸の内」の推しの話

2022-06-29 07:48:33 | 2022年アニメ
 間もなく最終回を迎えるアニメ「くノ一ツバキの胸の内」。同じ作者さんの「からかい上手の高木さん」は1期以降見ていないので、本作もあまり盛り上がれないかな?と思っていたのですが……これが想像以上に面白い!キャラクターが大勢いるためにさすがに全員の名前は覚えきれていませんが、それでも個性豊かなくノ一たちの日々を楽しませてもらっています。

 以前の記事でもチラッと書きましたが、個人的にお気に入りなのはベニスモモ、モクレン、ヒナギクの3人です。


 この中でも特に一推しなのがベニスモモです。アニメでは第2話Aパート「努力と天才」、第3話Bパート「男鬼ごっこ」、第10話Bパート「貸しと借り」、第12話Aパート「ライバル」などで登場していますが……この子がとにかく可愛い!カッコいい!頼もしい!と三拍子揃った素晴らしいキャラクターです。
 「努力と天才」では主人公ツバキと戦うことになるのですが、この戦い、短期決戦ながらも濃密で、何度も繰り返して見てしまうくらい大好きなシーンです。特にツバキがベニスモモのクナイを弾き飛ばすまでの一連の攻防!目まぐるしく攻防が入れ替わるあの動きは何度見てもカッコいいですね!ツバキが分身しても、ベニスモモは本体を見破っていたようでしたし、互いに相当な実力者であることが伝わってきます。OPで先生相手に並び立つシーンもカッコよくて好き。

 …まぁ、続く第3話Bパートの「男鬼ごっこ」では、先生から圧倒的な力量差を見せつけられるのですが(汗。あそこで背筋をピシッと伸ばすあたり、根は真面目な子なんだなと伺えます。
 そして「貸しと借り」では、風邪を引いたツバキのためにと薬草を取りに行こうとするサザンカとアサガオのお姉さん的役割を果たすことに。この話でベニスモモがもっと好きになりました。ED後のCパートではモクレンのことを心配しているからこそ、ビシッと言う様が頼もしかったですね。
 第8話Bパート「姉さま」においては、班が決まる前の幼いツバキたちが描かれており、昔からツバキとは好敵手だった模様。山の頂上を目指して競争している最中、悲鳴を聴いた際にはツバキのみならずベニスモモも足を止めていることから、彼女も悲鳴の主を心配していたことが伺えます。競争を中断し助けに向かうツバキから「追いつきますから」と言われた際にむくれる様も可愛かった…!

 で、第12話Aパート「ライバル」では、「もて術」が流行ったことで一番ダメージを受けているヒナギクを慰めて欲しいと頼まれることに。ここでもベニスモモの優しさが光る!……と思いきや、予想外の展開に。さすがリンドウから、モクレン共々「モテそう」と言われるだけのことはありました。
 その後、自身の行いを反省するシーンがこれまた良いんですよ……暗い林道の途中、路上に転がる石ころ一個が、まるでベニスモモの後悔そのものを表しているかのよう。言い訳をしたところで、やり過ぎてしまったことは変わらない。見て見ぬふりをしても、ずっとそこに残り続ける。蹴り飛ばしたところで、後々必ず思い出してしまう。そんなことを連想させられました。「今からでも…」というセリフもまた良いんですよ……
 まぁ、その後のヒナギクで台無しですけどね!(笑。本当にあの子はもう……

 カッコいい、可愛い、頼れる、優しいの四拍子揃った素敵なキャラクター。ベニスモモは本作に限らず、今季一押しのアニメキャラクターだったなーと。


 また、医療班のモクレンは……くノ一ばかりとはいえ、その服どうなってんの!?と驚かされました(笑。CVは羊宮妃那さん。1月から放送されていた「その着せ替え人形は恋をする」で乾心寿を演じられており、ほんわかした声の雰囲気に覚えがあったのと、あまり見ない名前だったので印象に残っていました。
 ツバキのライバルがベニスモモならば、一番親しい間柄にあるのがモクレンといった印象です。扱う術の特性故に、休日でも引っ張りだこ。リンドウの術で呼び出されたりと忙しい彼女ですが、それも彼女が頼れるからこそ。ツバキやベニスモモとはまた違った強さを持つ子だなという印象です。個人的には「休日……うん。もう休日って響きが好き」というセリフが可愛くて好き。

 そして第11話のCパートでは……うん、アレはモテる。間違いなくモテる。腰に手を当てて笑って誤魔化すという、普段のモクレンからはあまり想像できない仕草をしているあたり、めちゃくちゃ照れているのが伝わってきて非常に可愛かったです。あれをヒナギクが見ていなくて本当に良かった……


 で、ヒナギク。自身の可愛さにプライドを持つ一方で、自分よりも可愛いと認めてしまうと「だばぁ」と滝のような涙を流してしまう子。
 第5話Aパート「果実をめぐるたたかい」において、当初は「ナルシストで厄介そうな子だなー」と思っていたのですが、前述した一面が明らかになると一気に好きな子になりました。「自分以外の可愛いを認めない」ではなく「可愛いと認めてしまう」あたり、悪い子ではないのが伺えます。しかし、何とも難儀な性格ですね(苦笑。第12話EDの歌詞からするに、キブシとオニユリはそんな彼女が好きで、かつ心配だから一緒の班になったのかな。

 第7話Aパート「リンドウの決意」では、サザンカがリンドウを「可愛い」と言っていたことから、リンドウの仮面の下の素顔を暴こうと策を練るのですが……何でこう、火中の栗を拾いに行くのでしょうか、この子は(苦笑。
 改めて見ると、行動だけなら「漫画やアニメの学校で、絶対的権限を持っている子」っぽいんですよね、ヒナギク。ですが、すーぐ「だばぁ」するので、支配者ムーブが長続きしないところも彼女の魅力です(笑。自分でしたことに、自分でお仕置きしている感じがします。
 また、同話ではツバキがヒナギクの作戦を知って「待ちなさい!」「悪い子はどうしましょうか」と、きちんと怒るのも印象的ですね。ツバキは「男」の話題であたふたするのも可愛いですが、「悪い子!」など、しっかり者の一面を見せている時の方が好みです。

 で、第12話Aパート「ライバル」では、第11話で描かれた「もて術」の被害を一身に受ける羽目に。かつてないほどに「だばぁ」し続けるヒナギクには笑わされました。ベニスモモが反省するぐらい、少々やり過ぎな面もありましたが、色々あってヒナギク復活!からの……この絶妙な憎めなさが何とも良い味わいを出しています。
 顔の可愛さも然ることながら、そのスラっと伸びた脚線美が印象的なヒナギクでした。



 といった感じで、ベニスモモ、モクレン、ヒナギクについてでした。いやー……我ながら長々と書きましたね(苦笑。いずれ本作の感想を書こうとは思っていたのですが、彼女たちについて語り出すと本編そっちのけになりかねなかったので、個別記事にしました。
 ツバキたちについては、感想記事でまたいずれ……
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