舞いあがれ! 第13週「向かい風の中で」
浩太さんが倒れたと聞いて急ぎ大阪の病院に駆け付けた舞。いきなり病院内のシーンから入っても違和感は無かったと思いますが、きちんと五島のみんなに別れと感謝を告げるシーンを挟むのが良いですよね。
さすがの悠人も父が倒れたとあっては心配でお見舞いに……来たかと思えば、仕事のついで。照れ隠しかなとも思いましたが、「お見舞い」ではなく「お土産」を置いていくあたり、本当についでだった可能性の方が高いですね。
リーマンショックを予測した悠人が浩太さんに告げた言葉はあまりにも辛辣、しかしそれでいて真実でもありました。夢を追い求める浩太さんと、現実を直視していた悠人。二人の違いが明暗を分けることになったと言えなくもないですが……
そんな悠人に舞は助けを求めますが、悠人の返事は「何て?」の一言。舞にしてみれば「会社やお金に詳しいお兄ちゃんに助けを求めている」だけなんでしょうけれども、今の悠人はリーマンショックの預言者として雑誌に取り上げられるほどの著名人。そんな彼が株式会社IWAKURAに手を貸すということは、悠人に期待している人々に「株式会社IWAKURAに投資すれば儲かる!」と思わせるようなものでしょう。
「助ける」とはどういうことか。会社がどうなったら助けたことになるのか。そういった具体性が何もないままで「助けて欲しい」と言われて、悠人が困惑するのも無理はないかと。
そして浩太さんも苦渋の決断を迫られることとなり、商品の梱包作業を行っていたパートさんたちがリストラにあうことに。
先週流れた予告や、62回冒頭のラジオ体操でぶつくさ言っていたところを見て「あぁ、舞ちゃんはこの人たちにいびられるんだろうなぁ…」と思っていましたが……すいませんでしたー!
蓋を開けてみれば、彼女たちも立派な株式会社IWAKURAの一員。職を失うことへの不満を漏らしていたのではなく、株式会社IWAKURAが築き上げてきた信頼を損なうことを何よりも心配してくれていました。彼女たちにも暮らしがあり、再就職が出来るかどうか分からない状況でしょうに……こんな貴重な人材を失わなければならないのは、あまりにも痛手です。いつか株式会社IWAKURAが復活した暁には、ぜひとも彼女たちには戻ってきてもらいたいですね。
さて、両親の助けになりたいという想いから、パートさんたちの後を継いで無給で働くことになった舞。「商品梱包は最後の砦」その言葉に作業にも力が入ってしまいますが、疲れた彼女にかけられたのは「『私、頑張ったぁ』ちゅうアピールかと思いましたわ」……て、手厳しすぎる!?
とはいえ、現在の舞はパイロットに就職するまでのお手伝い。最悪、株式会社IWAKURAが無くなっても、航空会社への就職は決まっている。言い方は悪いですが、人によっては「パイロットになるまでの暇つぶし」に見えなくも無いでしょう。この発言をした方の真意は分かりませんでしたが、果たして……?
リストラをしたからといってすぐに状況が好転するわけでもなく、会社内の雰囲気もあまりよくない。それでも奮闘し続ける浩太さんを見て、舞は父をある職業に例えたのですが……このセンスに脱帽です。
会社の仲間を乗せて進路を定め、ふらつきながらも落ちないように必死に飛ばし続ける……なるほどなぁ……「飛行機のネジ一本でも、多くの人々の手から成り立っている」ことを示すための話かと思っていましたが、そういう話の持っていき方かぁ……と。ただただ感動させられました。
会社の仲間たちも決して互いを嫌っているわけではなく、株式会社IWAKURAを存続させたいからこそ、本気でぶつかり合い、時に支え合う。
中でも、古株である笠巻さんは職人としても、相談相手としても本当に頼りになる人物ですね。長い付き合いだからこそ、あそこまで浩太さんの悩みにスッパリと回答を出せたのだろうなと。あの言葉は笠巻さん以外の人が言っても無責任に感じてしまいかねません。
また、章兄ちゃんに対してもアドバイスを送っていました。当初は怒られっぱなしでいつ辞めるんじゃないかとヒヤヒヤさせられていましたが、あの二人がここまでの信頼関係を築けたことにも胸が熱くなりますね……
リストラや輸入材料を提案した古川さんも、決して合理に寄り過ぎている人物ではなく人情味があり、彼なりに考えた末での判断をくだしていることが伺えます。
そうした人材と共に再起するべく、掴んだ大口の仕事。更に悠人も株式会社IWAKURAの将来を見定めようとしている様子。さぁ、ここから逆転の始まりだ!…………え?え?マジで?それはあまりにも……来週が待ち遠しいような怖いような、複雑な心境です。
浩太さんが倒れたと聞いて急ぎ大阪の病院に駆け付けた舞。いきなり病院内のシーンから入っても違和感は無かったと思いますが、きちんと五島のみんなに別れと感謝を告げるシーンを挟むのが良いですよね。
さすがの悠人も父が倒れたとあっては心配でお見舞いに……来たかと思えば、仕事のついで。照れ隠しかなとも思いましたが、「お見舞い」ではなく「お土産」を置いていくあたり、本当についでだった可能性の方が高いですね。
リーマンショックを予測した悠人が浩太さんに告げた言葉はあまりにも辛辣、しかしそれでいて真実でもありました。夢を追い求める浩太さんと、現実を直視していた悠人。二人の違いが明暗を分けることになったと言えなくもないですが……
そんな悠人に舞は助けを求めますが、悠人の返事は「何て?」の一言。舞にしてみれば「会社やお金に詳しいお兄ちゃんに助けを求めている」だけなんでしょうけれども、今の悠人はリーマンショックの預言者として雑誌に取り上げられるほどの著名人。そんな彼が株式会社IWAKURAに手を貸すということは、悠人に期待している人々に「株式会社IWAKURAに投資すれば儲かる!」と思わせるようなものでしょう。
「助ける」とはどういうことか。会社がどうなったら助けたことになるのか。そういった具体性が何もないままで「助けて欲しい」と言われて、悠人が困惑するのも無理はないかと。
そして浩太さんも苦渋の決断を迫られることとなり、商品の梱包作業を行っていたパートさんたちがリストラにあうことに。
先週流れた予告や、62回冒頭のラジオ体操でぶつくさ言っていたところを見て「あぁ、舞ちゃんはこの人たちにいびられるんだろうなぁ…」と思っていましたが……すいませんでしたー!
蓋を開けてみれば、彼女たちも立派な株式会社IWAKURAの一員。職を失うことへの不満を漏らしていたのではなく、株式会社IWAKURAが築き上げてきた信頼を損なうことを何よりも心配してくれていました。彼女たちにも暮らしがあり、再就職が出来るかどうか分からない状況でしょうに……こんな貴重な人材を失わなければならないのは、あまりにも痛手です。いつか株式会社IWAKURAが復活した暁には、ぜひとも彼女たちには戻ってきてもらいたいですね。
さて、両親の助けになりたいという想いから、パートさんたちの後を継いで無給で働くことになった舞。「商品梱包は最後の砦」その言葉に作業にも力が入ってしまいますが、疲れた彼女にかけられたのは「『私、頑張ったぁ』ちゅうアピールかと思いましたわ」……て、手厳しすぎる!?
とはいえ、現在の舞はパイロットに就職するまでのお手伝い。最悪、株式会社IWAKURAが無くなっても、航空会社への就職は決まっている。言い方は悪いですが、人によっては「パイロットになるまでの暇つぶし」に見えなくも無いでしょう。この発言をした方の真意は分かりませんでしたが、果たして……?
リストラをしたからといってすぐに状況が好転するわけでもなく、会社内の雰囲気もあまりよくない。それでも奮闘し続ける浩太さんを見て、舞は父をある職業に例えたのですが……このセンスに脱帽です。
会社の仲間を乗せて進路を定め、ふらつきながらも落ちないように必死に飛ばし続ける……なるほどなぁ……「飛行機のネジ一本でも、多くの人々の手から成り立っている」ことを示すための話かと思っていましたが、そういう話の持っていき方かぁ……と。ただただ感動させられました。
会社の仲間たちも決して互いを嫌っているわけではなく、株式会社IWAKURAを存続させたいからこそ、本気でぶつかり合い、時に支え合う。
中でも、古株である笠巻さんは職人としても、相談相手としても本当に頼りになる人物ですね。長い付き合いだからこそ、あそこまで浩太さんの悩みにスッパリと回答を出せたのだろうなと。あの言葉は笠巻さん以外の人が言っても無責任に感じてしまいかねません。
また、章兄ちゃんに対してもアドバイスを送っていました。当初は怒られっぱなしでいつ辞めるんじゃないかとヒヤヒヤさせられていましたが、あの二人がここまでの信頼関係を築けたことにも胸が熱くなりますね……
リストラや輸入材料を提案した古川さんも、決して合理に寄り過ぎている人物ではなく人情味があり、彼なりに考えた末での判断をくだしていることが伺えます。
そうした人材と共に再起するべく、掴んだ大口の仕事。更に悠人も株式会社IWAKURAの将来を見定めようとしている様子。さぁ、ここから逆転の始まりだ!…………え?え?マジで?それはあまりにも……来週が待ち遠しいような怖いような、複雑な心境です。