ひびレビ

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ウルトラマンデッカー 第18話「異次元からのいざない」

2022-12-03 07:19:47 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンデッカー 第18話「異次元からのいざない」

 デッカーが「オラァッ!」って感じで勢いよく剣を振り下ろすの好き。

 さて今回はアガムスと「悪魔」こと異次元人ヤプールが手を組み、デッカーを排除しようと企んでいました。「ヤプール」と聞いて真っ先に連想するのは赤い巨体の巨大ヤプールですが、あれはあくまでも巨大ヤプールで、こちらが通常のヤプール。はっきりとした実態がある分、巨大ヤプール=ヤプールそのものという認識はどうにも抜けないですね。

 そんなヤプールが使役するのが大蟻超獣アリブンタ。割と久々かな?と思ったのですが「ウルトラマンタイガ」にも登場していたとのこと……タイガは全話視聴したはずですが、全く覚えていませんでした(汗。
 テラフェイザーとの共闘、からの正面衝突と、「ウルトラマンA」での初登場時におけるエース&ゾフィーVSギロン人&アリブンタ戦を思い出す描写のほか、地下へ引きずり込むとまではいかないものの、自分に有利な地形でデッカーを一方的に攻撃する様のほか、イチカを狙う描写から「彼女もO型なのかな?」と原典を想起させる行動も見られました。蟻酸と思しき攻撃でガッツグリフォンを戦闘不能に陥らせたりと、なかなかの強豪っぷりを発揮していたかと。

 しかし、そんなアリブンタでさえも、ヤプールにとっては計画の駒の一つに過ぎない。ヤプール死すとも超獣死なず。超獣死すともヤプール死なず。アガムスを救いたいというカナタの心を利用する様は、まさしく「悪魔」と呼ぶに相応しい存在でした。そんなヤプールがまさか次回でああなるとは……

 さて、一方のアガムスですが、一度敗北を喫しただけで復讐心が消えるはずもなく。ダイナミックタイプという厄介な力を手に入れたカナタを排除しようとし、テラフェイザーでカナタ=デッカーを執拗に殴り続ける様から、その怒りや恨みが相当根深いものであることが伝わってきます。そんな彼を「救う」というのは並大抵のことではないでしょう。話して通じる相手であれば、未来のデッカーたちがとうにやっているでしょうし……そんな未来のデッカーには無かった力であるダイナミックタイプが物語にどう関わって来るかも気になります。

 アガムスを救いたいという願いの一方で、カナタにも負けられない理由がある!ということで、ミラクルタイプにより窮地を脱してからの逆転劇は見事でしたね。テラフェイザーを操るアガムスが元々苦しそうだったことを差し引いても、カナタ自身の成長が感じられます。


 ヤプール人の魔の手が迫ってきたところで、次回は再びトリガーとの共闘。
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