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ふたりはプリキュアSplash☆Star 第18話「本日特売!満と薫がお手伝い!?」

2024-11-12 06:22:39 | ふたりはプリキュアSplash☆Star
ふたりはプリキュアSplash☆Star 第18話「本日特売!満と薫がお手伝い!?」

 薫「満、セールって何」
 満「100円のパンが80円で買えて、20円お得とかいうイベントらしいわ。行列が出来るんだって」
 薫「くだらない」
 その「くだらない」知識を満はどういう経緯で覚えたので……?

 さて今回はPANPAKAパン店のセール日。咲の両親や咲、舞が慌ただしく動いてなお人手が足りない!という状況で訪れたのが満と薫。満はエプロン着用(可愛い)でお店の手伝い、薫はテラスでみのりの話し相手を任されることに。互いに「なんで私が」と言いつつ、指図されるのが嫌いなのに手伝っているということは、少なからず彼女たち自身の意思で手伝っている、ということなんですよね。心なしか表情、目が初登場時より輝いて見えます。

 表面上とはいえ、何だかんだで愛想は悪くない満が店の仕事を手伝う一方、薫は自分も咲や舞のように手伝いたいというみのりに対し「何かしたかったら、人の真似じゃなく、自分に出来ることをやればいいのよ」「そういうこと(みのりに出来ること)を人に聞いているようじゃ駄目ね。何が出来るか、自分で考えるものよ」と口調こそ厳しいながらも、みのりと対等に接していました。子供と対等に接する……思い返せば、私も昔から対等に接してくれる親戚に、年が離れていながらも懐いていたのは、そういった理由もあったのかもしれません。
 また、薫自身は意識していないんでしょうけれども、薫も満と同じことは出来ないという実体験を交えて話しているのが良いんですよね。単に理論で説き伏せるのではなく、経験も交えた方が伝わりやすいでしょうし。

 家の手伝いをする咲たちを「でも、よくやってるわね」と満、「自分に出来ること」をしたみのりに「やればできるじゃない」と薫。最早プリキュアの調査とは何ら関係の無さそうなことなのに対し、満は自分から話題を振り、薫は彼女なりの称賛の言葉を述べていました。こういうキャラクターが色んなことを知っていく、新しい感情に芽生えていくの、良いよね……

 
 改めてドロドロンの糸を切ったシーンを見返してみると、糸を切った光弾は右手から放たれています。この時、満の右手にはパンの袋が握られていたため、薫が糸を切ったことが分かります。少し遅れてウザイナーに攻撃したのは満という解釈で良いのでしょうか。
 前回、自分たちにとっての大事な物は何かを考えていた薫が、倒すべき相手であるはずのプリキュアを守ろうと動いた。大事なものが壊れた時の思いを、少なからず理解してしまったのでしょう。いつもは薫の疑問に答えてくれる満が、「ドロドロンの糸を切ったのが私だと知ったら、プリキュアは、ありがとうって言うだろうか」という薫の、独り言のような疑問に対し「もうやめよう」と遮るあたり、満も想いは同じであり、考えてはいけないと悟っているのでしょう。

 「ありがとう」。ささいで、ありふれた言葉であっても、言われるととても嬉しい言葉であり、人の心を動かすのに十分すぎる言葉。気まぐれな二人の思いはどこへと移ろうのか。やっぱこの二人の話、面白いよなぁ……といったところで、また次回。
 にしてもドロドロン。負けこそ続いているものの、何だかんだでモエルンバよりかは戦闘の中身がマシに思えますね……

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