JBL3大ホーンシステムを連続して聴いてみて感じるのは「良いプリアンプ」が欲しいと言う事です。
オリンパスと707Jシステムではアキュフェーズの「C-290」を、RCA箱システムでは「自作WE310Aラインプリ」を使っています。
今まではRCA箱システムにグレードの高いCDPを使えませんでしたが、徐々にグレードが上がって来て「見えないものが見えてくるように」なりました。
このJBL3大ホーンシステムは「伝送ロス」との戦いの成果を「音質」で得ています。ケーブルと一言では片付けられない範疇まで「伝送ロス」対策をしています。SP内部配線をはじめとする全ケーブルに対策し、プラグ・ソケット、果てはパワーアンプへと対策をしています。
現在パワーアンプは必要な部分はすべて「Trail仕様管球アンプ」に交換してきました。プリアンプも「Trail仕様管球プリ」は3セット有りますが、まだ開発途上で十分な音質とまでは思っていません。
ケーブル類やプラグ・ソケットへの「伝送ロス」対策を済ませますと「アンプ」が「抵抗体」になります。その対策でパワーアンプは「Trail仕様化」させ「伝送ロス」を極小化させましたが、プリアンプはまだその回答を得ていません。
現在使用中のC-290からは「伝送ロス」のサウンドを感じ取り始めています。「枠に入った音」と言うのが気になり始めています。そう感じ取れるようになったと言う事は私の耳が一段グレードアップしたのかも知れません。その答えがRCA箱システムで使っている「Trail仕様WE310Aラインプリ」かも知れないと思いつつあります。だんだん確信に近づいています。
次のプリアンプを春先より物色していますが、その候補としてアキュフェーズC-2810やマッキンC46と自作WE101Dラインプリを考えていました。私の望む音質を出せるのは「WE101Dラインプリ」のような気がします。なぜならパワーアンプ同様ソケット類と内部配線を「伝送ロス」の少ないものでやれるからです。
費用的にもC-2810やC46の数分の1の価格で出来ます。ただし、当該真空管を持っていればこそです。
以前WE101Dラインプリを使った事があります。その音色のすばらしかった事は頭から離れません。その101Dラインプリはつくりがどうしようもない代物だったので手放しましたが、今度は本気で取り組む必要が有ると思っています。