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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「伝送ロス」対策のポイント

2009年10月20日 | ピュアオーディオ

「伝送ロス」対策と一言で云ってもその中身には色々な要因が有ります。「CDの中に入っている情報をすべてSPから出す」事を基本に考えていますので、その為には「現状の状態がどの程度なのか?」を知る事が大切なのですが、これを測定する「測定項目」は判って来ましたがどうやって測定するかがまだ掴めません。

「伝送ロス」の内容は
1)ピックアップでも読み取り精度・・・ピックアップユニットの性能差・・・まだよく判りません。
2)ピックアップで読み取った「信号」がCDPのOUTPUTの時点でどのくらい「伝送ロス」しているか?・・・これもまだよく判りません。
3)CDPからプリアンプへの「伝送ロス」・・・ケーブルの「伝送ロス」と呼ばれるもの。
4)プリアンプ自体のINPUTからOUTPUTまでの「伝送ロス」・・・機器が「抵抗体」となっている。
5)プリアンプからパワーアンプへの「伝送ロス」・・・ケーブルの「伝送ロス」と呼ばれるもの。
6)パワーアンプ自体のINPUTからOUTPUTまでの「伝送ロス」・・・機器が「抵抗体」となっている。
7)パワーアンプからSP端子までの「伝送ロス」・・・ケーブルの「伝送ロス」と呼ばれるもの。
8)SP端子からSPユニット間の「伝送ロス」・・・ケーブルとネットワークでの「伝送ロス」。
9)SPユニット自体の「信号の音変換ロス」
10)当該SPユニットで出せない「音」の変換不具合。
11)壁コンからタップまでの電源ケーブルの「伝送ロス」
12)タップ内の「伝送ロス」
13)タップコンセントから機器インレットまでの「伝送ロス」

と大きく13項目挙げられます。
これらの「伝送ロスポイント」に各々対策を取って来ました。

一般には「ケーブルを変えると音が良くもなり悪くもなる」と云う事を聞きます。これは「伝送ロス」の存在を意味しています。

「ケーブル」と云ってもその種類はRCA型ラインケーブル、XLR型ラインケーブル、電源ケーブル、SPケーブルと多様性が有ります。それぞれに「良いパーツ、素材、構造、組み立て」の要因が存在します。ちなみに「両極端のケーブル」で比較すると良くこの事が判ります。「どんぐりの背比べ」的な比較では判りにくいと思いますので思い切った比較をして見てください。

意外とオーディオマニアの方が気付いていない点は10)に挙げた「当該SPユニットで出せない「音」の変換不具合」です。

従来のオーディオの常識では「フルレンジが理想」、「3ウェイマルチスピーカーならSPユニットは3つ(低域・中域・高域)」とお考えだと思うが、私は全く違う感覚を持っています。これは実際にSPシステムを何セットも組んだ経験で得たモノです。

一つのユニットでは「位相」が一つだと云う事です。ここで云う「位相」は一般に使われる「位相」とは違う使い方をしています。

判り易く云うと「サインカーブ」(360°)のどの角度で音が出始めるかと云う事で、「音が消える」角度が有るのです。この「音の消える角度」を埋める事が非常に大切な事だと思っています。
これが「ケーブル素材」単体にも云えます。また「機器」そのものも「位相」を持っていますので「組み合わせの妙」などと云われている事の裏付けになると思います。


ゴールドウィングのホーン鳴きが気になる

2009年10月20日 | ピュアオーディオ

自宅のSP‐707Jシステムは先週から色々と「音質対策」をしています。
Sp707jhyl

まず1番最初は気になっていた「中音のカスレ」対策。これはゴールドウィングをホーンに固定するネジが不適切であったのでより強度の高いボルトで固定しました。

この対策により「中音の充実」を獲得しました。いままで線の細さや不安定な感じを受けていたものがしっかりした安定感のある「張りのある」中音に変わりました。

次に、EMT981の昇圧電源をUL-1500UPを使用したものに変更しました。これで音数の増加とななめらかさ・密度感が大幅に改善されました。

707j_stepup3

しかしまだバイオリンのストリングスで気になる部分が有るのです。これはゴールドウィングの「鳴き」に起因するものだと思いますので対策が必要だと考えています。

ゴールドウィングのディフィーザーはアルミ製で出来ています。元々弦楽器の再生は不得手の感じは否めません。でもこのホーンの音色の「あでやかさ」はJBLの他のホーンでは得られない質感でも有ります。この音色を活かしつつ「弦楽器」の再生もオリンパスやRCA箱並みにクリアしたいと考えています。その方法は「デッドニング」になると思いますが、音色の良さを殺さないように進めたいと考えています。