Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

システムの「基本」は・・・

2016年02月04日 | ピュアオーディオ
ステレオシステムの基本は「ケーブル」に有ると私は達観した。ケーブル類がすべて統一されて「基礎的項目」が完了すると思う。しかし、一般のオーディオマニアの方は、「機器偏重」から抜け出せていない。500万の機器は買っても100万円のケーブルはふつう買わない。私の経験から言うと、「100万円の機器と100万円のケーブル」(合計200万)を買えば、500万円の機器を買った時の「音質アップ」効果をはるかに上回る結果になると思っている。だから、私のシステムでは「見えない部分」にお金をかけている。

ケーブルの重要性については「頭が変わらなければ」理解できないと思う。この辺が「音質」の分かれ目だと思う。例えば、どんなに優秀なCDプレーヤーを使っていても、CDプレーヤーからプリアンプまでのケーブルが、その情報の半分も伝達できていないならば、「バランスの壊れた情報」しか送れないことになる。それがすべてのケーブルや配線で発生するのだから、ケーブル類の影響は計り知れない。多分にこの状態の方が多い。「知らない」事は良い事なのかも知れない。余計な出費が抑えられて・・・。しかし、自分は「もっと良い音で音楽を楽しみたい」と願ったので、ケーブルを自作する羽目にまで行ってしまった。市販品にQ・C・Dを満足させるモノがなかったから、自分で開発するしかなかった。

現状でもかなり満足の行く処まで来たと思っている。しかし、「上には上が有る」事も理解している。実際に自分で作ったケーブルの最高級クラスで統一できれば「劇的」に良くなる事は知っている。しかし、その為にかかるリスクも有る。(多分にお金がかかるのだ) その為、今は現状で満足する様にしている。しかしながら「もっと上のサウンド」の誘惑は常に有る。「中庸」や「隴を得て蜀を望まず」の言葉で暴走を必死で止めている。