Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

機器の選び方その2

2016年02月10日 | ピュアオーディオ
昨日、機器の選び方と云うテーマで述べましたが、そのメーカーの「フラッグシップ機」を買う様に勧めています。しかしそれだけでは満足しません。機器の入・出力端子のチェックや、パワーアンプならSP端子の形状・仕様も含めて考えます。

まず、電源ケーブルについては、「インレット式」(交換方式)になっているかどうか? 直出し電源ケーブルの機器はまず選択の対象外です。直出し電源ケーブルは中にはノイズを拾うモノも有ります。ノイズを拾わなくても(聴こえなくても)SN比が非常に悪い場合が殆ど。「電源ケーブルで機器の性能・音質が決まる」と云っても差し支えないでしょう。非常に重要なポイントです。今すぐに良い電源ケーブルが買えなくても後日交換する事が出来ます。

次に入・出力端子について。RCA端子接続が良いか?XLR端子接続が良いか?を比較したことが有る。同じ機器の入出力で同じ仕様のケーブルを2種作成して聴き比べた結果、「XLR」方式の方がよりしっかりしたサウンドになる。音数もやや多い。RCAケーブル接続は繋いで直ぐにその性能を出して来るが、XLRケーブルは、プラグが馴染むのに時間がかかる。RCAケーブルが2週間に対し、XLRケーブルは約1か月程見るべきだろう。

XLRケーブルを使う事で「バランス伝送」になる様になっている機器が多い。同じメーカーの最高級仕様のプラグの価格もXLRの方が高い。作りが複雑なうえ大きさもでかい。XLRプラグは「ヌケ防止」のロック機構が有る点も好ましい点だ。

パワーアンプの場合、電源ケーブルのインレット化やXLR入力(バランス入力)の他にSP端子も重要なチェックポイントだ。出来れば内径8mmのYラグ仕様が使えるSP端子が良い。1975年頃に流行った安直な「抜き差し端子」では、SPケーブルの固定もままならない。SP端子のソケット部でケーブルが振動でぶれる様では使い物にならない。中にはぶれている事さえ分からない方もいらっしゃるが、それはその方の耳のレベルの問題なので、その選択でも間違いではない。