Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SPユニットが多いシステムは「マルチアンプ」方式が良い

2019年09月26日 | ピュアオーディオ


私のメインシステムの様にSPユニットが多いSPシステムには「マルチアンプ方式」が良い。逆に1ウェイ1SPユニットの3ウェイ程度なら「ネットワーク方式」が良い。こんな話をしても「マルチアンプ方式」なんて何?・・・なんて云う方が増えて来ています。

最近は「出来合い」のメーカー製SPばかりになって、オーナーがSPユニットを探して来て「組み合わせて」(アセンブル)使う様な事がなくなってきている。その分イージーなのは良く分かる。ただ、メーカー製におんぶにだっこでは出てくるサウンドもイージーなサウンドになるだろう。メーカー製の出来合いのSPでは「ネットワーク方式」が内蔵されている場合が多い。



SPユニットが多くなると「ローインピーダンス」の問題が出てくる。そんな時に「マルチアンプ方式」の方が有利になってくる。通常ネットワーク方式では1台のアンプでドライブするが、マルチアンプ方式では3ウェイなら3台のパワーアンプでドライブする事になる。

マルチアンプの場合、「チャンネルデバイダー」で帯域分割して使用するが、チャンネルデバイダーの種類が少ない点と、チャンネルデバイダーによって「音質」が大きく変化する事は覚えておいて欲しい。

チャンネルデバイダーもネットワーク方式も、その作りや使い方によって「音質」に大きく影響が出てくる。機種の選定には十分な吟味が必要だ。