Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL #375+HL88(ハチの巣ホーン)は鳴らし難い

2019年11月12日 | ピュアオーディオ

オーディオ評論家の重鎮故S氏の自宅システムや、故瀬川氏が使った事で有名なJBLのHL88(通称:蜂の巣ホーン)は非常に有名ですが、使いこなすにはそれなりのスキルがいる。


JBL:C50箱 オリンパス(S7/S8R)システムで、一般的なユニット配置は、低域にLE15+ドロンコーン・中域#375+HL88・高域#075or#2405の各1個ずつのユニットで3ウェイネットワークで組まれている。オリンパス箱オリジナルのH93ショートホーンは全く使い物にならないと捉えた方が良いでしょう。それで見た目のカッコよさや、設置スペースの面で有利なHL88(ハチの巣ホーン)を選択される方が殆どだと思う。

しかし、このHL88も「ショートホーン」のスタイルそのもの。真ん中の穴は中のダイアフラムから直接音が飛んでくる。初めてこのホーンを使った時は、そのエネルギー感の強さと「すっ飛んでくる音」に「殺人音」を感じたほどです。

現在はこのホーンから「柔らかく透明感あふれる円形に広がるサウンド」を手に入れています。それなりに「秘密」のテクニックを使っています。使う人に「スキル」を求めるホーンだと思います。決してそのままでは容易く鳴ってはくれません。