スチューダー#A730から「彫の深い音」を出すために「水平台」を制作して使っています。木材の材質を変えて4種類ほど作成しました。その中でカヤ材(囲碁で打った音が良いとされる)を使ったモノが一番気に要りました。
一番最初に作ったのは「ベニヤ板」を使った箱型の水平台です。この場合、ベニヤ板の素材の音が出て気に要りませんでした。この時に「素材」で音が変わる事を学びました。
その後、桂材・ヒノキ材・メープル材・松材等の厚み150mm以上の「囲碁盤」を使って上の写真の様な「彫り込み」(手彫り)型のモノを作り、サウンドのヒアリングをして「カヤ材にたどり着きました。
板の厚みが160mmほどあって、重量がしっかりした物の方が「深みが有って彫の深い音」になる様です。1台作るのに一人で彫って20日ぐらいかかります。今ではもうそんな根性は出ません。力のあるうちに作っておくべきです。