Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅のシステムの電源強化

2008年06月04日 | ピュアオーディオ

昨日、壁コンからタップまでの電源ケーブルに「ルシファー仕様」で2セット作成をしていましたが、アダプター(壁コン2P→3P変換)を忘れていた為に接続できないでいました。今日お昼に帰ってアダプターをかませて接続して「音出し」確認をして来ました。

プリアンプには117Vステップアップトランスが入りますので、これに1本専用とし、残る4台の機器をもう1本のルシファーで接続しました。

自宅のSPはオールルシファー化の途中でSP箱内配線がまだですので、低域と中高域がバランス的に弱かったのですが、これらの不満点が一挙に解決したようなサウンドです。「余裕」、「ゆとりの有るサウンド」になって、低域から超高域までウェルバランスになりました。電気の供給量がやはり不足していたようです。

オールルシファー化の必要性がなくなったようでしばらくはこのままでいけそうです。とにかく「質感」は「ウェットでシルキー」な上に「鮮度感が充分」で「嫌な音」がしません。バランスも「フルレンジSPの如く」で有り、音の広がりも申し分なく、前面に広がる音の渦の密度もオリンパスシステムに比肩します。

とにかく音質の指標の全てにおいて「高音質」で有り、「しっとり」とした質感は管球アンプを使っている性でしょうね。

この「しっとり感」は、現在事務所の614銀箱を鳴らしている3B252BアンプとEL34ppモノアンプでないと出ません。

元電源ケーブルと上級プラグへの交換で今回の効果を見たわけですが、これは全体の「過不足」を「ウェルバランス」にしてくれる効果と「音の余裕」「ゆとり」をもたらしてくれます。「チョッときつい音だな?」と感じたら元電源を強化すると「余裕」のあるサウンドになります。これは「素晴らしい効果」だと思います。自作できる方は是非お試しあれ。


アルテック#620A Trail仕様の実力

2008年06月04日 | ピュアオーディオ

今日は2組の来客が有り、620Aのサウンドを確認されていました。たった一個のユニットが奏でるサウンドに「唖然」とされていました。

事務所には2組の604-8Gを使ったシステムが有りますが、皆さん決まって620Aの方が良いと仰りますが、私個人としては614銀箱のサウンドが良いと思っています。何故なら「帯域を欲張らずに軽い反応」だからです。

しかしながら、同じユニットを使いながら「堂々とした620A」のサウンドもなかなかのものです。まず現代のSPでは出せないサウンドです。

午後からお見えになったN様は2年前にトレールとSCS-33他のケーブルをお買い求められJBL#4425を鳴らしていらっしゃいます。今回は「アルテック604-8G」のユニットが手に入るとの事で2つのシステムのサウンドに興味津々でした。

実際に聴かれて購入を決意されたようです。


壁コンからタップへのケーブル

2008年06月02日 | ピュアオーディオ

先日事務所のオリンパスシステムの「壁コン~タップ」までのケーブルをSCE-44(化け物シリーズクラス)を「ルシファークラス」のケーブルに交換をしました。

翌日になってまた確認をしましたが、やはり「奥行き表現」と「音の余裕」をしっかり感じます。この変化は素晴らしい変化です。これは商品化をしないといけませんね。

タップから4口以上の分岐をさせて機器に電気を供給して使っていますが、このケーブルに電気を充満させてやらないといけないようです。当然ケーブルの径は太くならないと供給できません。

次は自宅のシステムで確認して見たいと考えています。ちょうど自宅のシステムは最終仕様前ですので「小編成」の演奏は良いのですが「大編成」(特にオーケストラ)で音の分離が悪いように感じていますのでこれが「タップ」へのケーブル交換で改善されるかを確認して見ます。


電源の強化

2008年06月01日 | ピュアオーディオ

自宅のSPのユニットへの配線の長さの測定を完了しているのですが、なかなか取り組めません。

事務所のオリンパスシステムも新しいプラグが来るまではなにもできないのかなあ?と考えていたら、壁コン~タップまでの配線がSCE-44のままなのに気付いた。ここのプラグはレビトンの90度角の壁コンプラグとフルテックのFI-15ソケットの組合せでしたので、壁コンプラグは変えられないけれどソケットの方は直ぐに出来そうなので上級のソケットに交換してみました。

直ぐに違いが判ります。分解能が上がって一音一音が明瞭です。音数も増したようです。

これに気を良くして、次はケーブルです。「化け物ケーブル」から「ルシファー仕様」への変更です。まずはじめにプリ、DAC等の小信号用タップへのケーブルを交換して見ました。「音がゆったり」しています。これを聴いてしまうと、今まではチョッと無理して「叫んでいた」様なサウンドに感じられます。音数も余韻もバランスも周波数もダイナミックレンジも「ゆとり」を感じる鳴り方に変化しました。

更にパワーアンプ用タップのケーブルもルシファー仕様にしたくなります。早速作成し交換してみると、プリアンプで感じていた「ゆとり」に加え「力強さと柔らかさ」と「余裕」が違いますね。

プラグ・ソケットの交換とケーブルの更なる「大容量化」で全ての音質指標が「ゆとり」、「余裕」を持って出てきます。本当は壁コン側のレビトンのソケットを交換すると更に良くなるのは確実ですが、ケーブルが抜けやすくなるのはまずいので諦めましたが、使える状態なら「最高級プラグ・ソケット」を使いたくなります。ケーブルは自家製用に特別に作りましたので販売の予定は有りません。写真は諦めてください。(もちろん綺麗に作っています)

今回の元電源の強化は「奥行き間(空間再現性)」と「音数」(余韻)の増加が顕著で、これは先のフルテックの最高級プラグを使ったシステムに匹敵します。唯一「音色」は変わらないだけです。この状態でフルテックの最高級プラグを使うと何処まで良くなってくれるでしょうか?ものすごく楽しみになってきました。

先に「自家用」と書きましたが、これは「壁コンを破壊する」可能性が高いためです。ルシファーのケーブルはΦ11mmのケーブルが6本仕様の「超化け物ケーブル」です。曲がりませんし非常に重たいです。繋いだ状態でチョッと横向きの力をかけますと「壁コン」がバゲてしまいます。こんな危険なケーブルを使うのはチョッと勇気が要ります。