Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

L-26システムのDSPシステム設定

2014年05月21日 | ピュアオーディオ

4月辺りからL-26SPからビビり音が出て、あまり鳴らす気になれなかった。初めはRchがビビり、「芯出し」が悪いのか?と思って、ウーハーのローテーションをしたら収まった。その後Lchもビビり出し、「小音量でもごもごし、大音量にすれば直る」と云う症状に悩まされ続けた。それらの原因が今日ようやく判った様に思う。

Dsp3000_mx55

原因は「DSP-3000」内部の接触不良の様だ。DSP-3000にはフロント2chとフロント・リア4chの6chの出力が有る。フロント2chにはアッテネーターが有って、0dbと‐10dbの切替SWが有る。これを‐10dbにしていたので、(普段使わないポジション)SWの酸化膜で出力が奇麗に出ていなかった様に思う。本日0dbに再設定し、4ch・6ch切替SWも6chに再セットした。

「SPが悪い」→「パワーアンプが悪い」→「DSPが悪い」とたどって、ようやく原因が呑み込めた。切替SW等は普段使っていないポジションを使うと、まともな伝送が出来ない時が有る。

不具合が出て来た時に、機器が多すぎると「何処がトラぶったのか?」見えにくくなる。今回のトラブルの件でもSPを開いて何度チェックした事か? アンプを外して他のSPに繋いでみたりと・・・チェックを重ねた。どうしても「音はSPから出る」ので、最下流から見直さざるを得ない。

古いビンテージの機器を使う場合は、この様なトラブルが付き物だ。機器そのものが場合によっては数10年眠っていたモノも有り、「寝た子を起こす」のに半年ぐらいはかかるのです。そう云えば、L-26システムも鳴らし始めてから約半年になります。毎日2~3時間は鳴らしていましたので約500Hr程はかかったと思います。これからは正常になる事を祈っています。


T35系ツィーターを再びオリンパスシステムへ

2014年05月20日 | ピュアオーディオ

前回T35系ツィーターをオリンパスシステムに追加した時は、ユニット内配線がSCS-31とグレードが低い状態での接続でした。案の定「グレード不足」であえなく撤去となりました。

T351

その後、T35系ツィーターのユニット内配線にゴールドスターシリーズの配線を追加して、グレードを大幅に上げました。追加した時に、チョッと一工夫もしています。そして今回また追加して試聴をしています。

T353

今度は「粗さ」を感じませんね。一工夫した事が非常に効いている様にも感じます。一工夫はローカットコンデンサーの追加と、ケーブルの使い方に有ります。

T354

このツィーター1個を追加しただけで、音の基本は変わらないけど「雰囲気」が随分変わりました。音数と余韻の増加を感じます。

SPユニットにもケーブルにも「オンの音」と「オフの音」が有ります。今回は「オフの音」を増やす様に意図的にケーブルに細工をしています。(実験) しばらくこのままで色々なCDを聴いて、定着できるかどうかを探って行きます。


SPケーブルについて

2014年05月19日 | ピュアオーディオ

ケーブルの善し悪しを判断する場合や、手っ取り早く「音質アップ」したい時は、SPケーブルに目を向けて見ると良い。

個人的に「SPケーブルで良いモノは、ラインケーブルでも電源ケーブルでも良い」と思っている。(伝送能力を揃える意味合いもある)色々ケーブルの実験をして見た結果である。

SPケーブルはケーブル単体で評価できる。ラインケーブルや電源ケーブルではプラグや半田の材質・加工精度等が音に影響を出して来るので、シンプルなSPケーブルの方が評価し易い。

簡単に「音質アップ」をしたいならば、SPケーブルを2倍・3倍の量(1本を2本へ、2本を3本へ)にすれば、「伝送能力」が上がって密度の高いサウンドとなる。これはケーブルの「断面積」を増やす事になる。異種のケーブルを使っても面白い。お互いの良いとこ取りが出来るし、「断面積の効果」も手に入る。何処まで「太くできるか?」・・・終点は無い。パワーアンプがどれほどの性能を持っているのか底がない程に感じる。出来るだけ太い程「伝送能力」は上がる。

SPケーブルは出来れば「Yラグ」を使った方が良い。「棒半田状態」では「固定力」がない。しっかり固定する事が大切。Yラグに複数の異種のケーブルを「半田付け」(鉛レス銀入り半田を勧める)して使うと面白いと思う。

現状のSPケーブルに他のケーブルを追加する場合、決してYラグに入る分だけではなく、Yラグの手前で接続しても同様の効果が得られるので試して見られたら良い。何事もやって見る事だ。「音質アップ」の方法は沢山有る。

ネットワーク方式よりマルチアンプ方式の方が「音数」(分解能・解像度等)が高くでる。それは、電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブルの量が増える事なのかも知れない。もちろんアンプも増える訳だが、同じ様に「ケーブルの断面積を増やす」事がマルチアンプの方が数段上になるからだとも思える。


L-26システムでポピュラー音楽を

2014年05月18日 | ピュアオーディオ

JBL L-26システムにDSPシステムを追加して使っています。部屋の強度に対してL-26辺りのエネルギー感が丁度良い様なので良い感じで鳴っています。主にポピュラー音楽を聴いています。

私は今年の誕生日で61才になります。団塊の世代から4年ほど遅い生まれになります。ポピュラー音楽との出合いは、ママス&パパスの「夢のカルフォルニア」(カルフォルニア ドリーミング)になります。小学6年生ぐらいだったでしょうか?今までに聴いた事のないギターのイントロ、「美しい」と思いました。今聴いても素晴らしい曲だと思います。ポピュラー音楽(洋楽)との出会いは、団塊の世代の方ならビートルズだったのかも知れませんが、中学時代はビージーズやサイモンとガーファンクル、国内ではGS時代ですのでワイルドワンズが好きでしたね。スウィング・ウエストの「雨のバラード」も良く歌っていました。

その頃はTVよりもFMラジオにかじりついて、クラシックやポピュラー音楽を聴いていました。好奇心旺盛な時期でしたので、ラジオから流れてくる音楽を楽しみにしていました。

L-26システムではBGM的に楽しめればと思っていますので、刺激的な音の少ない方が良いと思っています。L-26のウーハーは一度オーバーホールに出して「芯出し」をし、エッジをクロスエッジに交換したいですね。


部屋の影響を改めて思い知らされる

2014年05月17日 | ピュアオーディオ

同じシステムを作りの違う部屋で使って見て初めて実感した。「部屋の影響」は非常に大きい。判っていたつもりであるが、ここまで効いて来るとは・・・。リスニングルームを作る時の基本的な要件が見えて来た様だ。

オリンパスシステムもグレードアップを一通り完了し、「音数や質感の改善」は終わったが、「元のサウンド」(旧事務所)には程遠い。何が違うかと云うと「低域の最低周波数帯域」(下の下の下・・・2段・3段の沈み込む低音)が出ていないのである。これはSPやアンプ類を設置している「床面」の強度が弱い事を意味している。システムは完成しているが、その能力を発揮させる「場」が出来ていない。部屋を作り替える事が要求される。「部屋を作る」と云っても、そう簡単に出来る訳がない。

今回の引っ越し(2回)で3ヶ所の「部屋の音」を経験した。その結果、どんな部屋にしなければならないかが見えて来た。今まで「部屋の性にしない」と云って来たが、それは「うるさい音」(聴き疲れをしない)が出ない様にする事だと思っていた。実際に「うるさい音」はしないのであるが、「低域の再現」に不満が出ている。こればかりは「部屋の床面の強度」がどうしても必要だと認識した。

「部屋を作る」のは簡単ではない。それでは今出来る対策は何が出来るか?対策を原理に基づいて考えてみる事にした。幾つかアイデアは有るが、どれも簡単には行きそうにない。簡単に「低域の改善」が出来る方法を探して見たい。


欲しい機器が有るが・・・

2014年05月16日 | ピュアオーディオ

今年になって好きになったプリアンプが有る。まだ音を聴いた事がないプリでも有る。それは「マランツ#7T」と云うトランジスタープリアンプ。管球式の#7のトランジスター版で、そう人気の高いプリではない。デザインは管球式の#7に相似で、落ち着いた秀逸のデザインだ。

何が気に入ったかと云うと「プリント基板」を使っていない処。これをどうしようとしたいかと云うと、そのままオリジナルの状態で使う気にはならないが、手を加えて使いたいと思った。

当時「なかった技術やパーツ・材料」を使って、オリジナルなプリアンプに組み上げたら素晴らしいサウンドのアンプになるのではないか?と思わせるものが有る。もう新品では手に入らないから中古で探す事になる。中古相場では美品で\10万円前後。

基本j的な部分はオリジナルの状態のままで(回路と主要パーツ)、手を加える処は①電源ケーブルのインレット化 ②RCAプラグの交換 ③ヒューズの交換 ④内部配線の交換 ⑤半田の交換等。配線や半田の交換は「全て」でなければ意味がない。これが出来れば、古い機器の良さと現代的な良さを兼ね備えたプリが出来ると考えました。

延べ加工時間は300Hr程かかると予想している。日程的にはほぼ1年かかるでしょう。回路部分はほぼ分解して再組み立てになるので、大変な作業になる。この仕事量を考えると躊躇してしまう。やるかやらないか?ゆっくり考えてみたいと思う。


ほぼ満足の行くサウンドになった

2014年05月15日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムもようやく満足の行くサウンドになった。残るは「低域用パワーアンプ」への対策のみ。

FXヒューズの水平展開もCDP・DAC・プリ・チャンデバ・中域・高域用パワーアンプと進んで来ました。現状でも十分楽しめるサウンドになったと思います。今日も色々なジャンルのCDをかけて聴きましたが、非常に全体のバランスや音の繋がり感が良く、密度の有るサウンドになりました。大音量再生しても破たんがなく、これ以上は「部屋」が負けています。SPの外側に空間が有れば、「SPの外側」に音の拡がって行くのを感じられると思います。ただ、中・高域の質感に低域の質感が負けている様にも感じます。

当面はこのまま音楽を楽しみたいと思いますが、何とか低域パワーアンプにFXヒューズを取り付けできないか?模索して行く事になります。肝心の低域に直ぐに対策出来ない事は非常に残念です。レビンソンのアンプは蓋を開けるにも「専用工具」が要るし、電源部をブラックボックス化している様で、そこを開けてみないと何アンペアのヒューズを使って有るのかないのか?も含めて「見ないと」判りません。厄介なアンプです。

ヒューズもφ5mmとφ6mmの2種のサイズが有りますので、どちらを使っているのか?・・・とにかく「見ないと」判りません。使って有るとすれば、φ5mm仕様×2本だと思いますが、A数と本数は確認しないと判りません。


オリンパスシステムを2chに戻す

2014年05月14日 | ピュアオーディオ

最後となった高域用パワーアンプのFXヒューズへの交換が終わり、「さあこれから試聴」と云う時になって、A730のトラブルやDSP-3000の液晶の不具合が発生し、本格的な試聴が延び延びになっていました。

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A730も正常化し、DSP-3000は何もしないで正常になっていました。昨日オリンパスの6chシステムのサウンドを確認しましたが、「もうDSP4chは要らない」と結論付けました。DSP4chで人工的に加えた音よりも、オリンパスシステム単体のサウンドの方が上のサウンドに変わっていた。

現在のオリンパスシステムのサウンドは、ほぼ旧事務所時代のサウンドになりましたね。音数や質感は完全にグレードアップしています。唯一低音域のみ若干負けていますが、非常に繋がりの良いバランスで、いやな音が更に減少し聴き易くなりました。音の通りも非常に良くなり、スケール感が非常に大きくなりました。

高域用パワーアンプにFXヒューズを導入した事で、中域とのつながりが非常にスムースになり、高域が良くなった影響で低域も大幅に良くなりました。とにかく音のバランスが非常に良くなった。弦楽器では「艶やかさ」も出て来て、非常に好ましい質感・音色になって来ています。更に鳴らし込んで行けばもっと良くなるのでは・・・と期待しています。

これで当面静かに出来る音質グレードになったと思います。ほぼオリンパスシステムは「完成」だと思います。やっと一安心です。

DSP 4chシステムはL-26システムにくっつけてこちらで楽しんで見ようと思います。こちらの方がDSPシステムが生きて来る様な気がします。


SONY CDP-D500とSTUDER A730 の音質の違い

2014年05月13日 | ピュアオーディオ

一昨日、A730が突然トラぶりました。その為代用にSONY CDP-D500を使いました。デジタル出力・クロック端子等現在使っている配線がそのまま使えますので、どんなものか(音質)と思い使って見ました。

交換後5時間程は「プラグ類の馴染み」の為に鳴らしっ放しにしていました。今日の午前中、確認の為試聴しましたが、やはり「日本製」の機器ですね。「味気ない」のが一番気になります。もっともこの機器にはヒューズが付いていなかったと思いますので、ヒューズ交換が出来ません。

さてトラぶったA730の修理です。「読み込み不」でパネルには「DISK」の表示だけ。読み込みには行っているのですが読み込めません。これくらいは自分的には「修理」の概念に当たらない不具合だろうと予測していました。古い機器の場合、ICソケット部の接触不良が出て来るからです。一応3年前にオーバーホールでコンデンサー類は全て交換していますので有る程度特定できます。

実際に機器を開いて、本体部とトランスポート部にします。各部のコネクターの抜き挿しとICを指で1個づつ押して動くか確認します。やった事はたったそれだけです。

それだけの点検で見事復帰しました。やはりA730のサウンドは「味わい」が有ります。聴き馴染んでいる事も有りますが、根本的な「音決め」が違う様に思います。


高域用パワーアンプのFXヒューズが入荷

2014年05月12日 | ピュアオーディオ

先週注文していたオリンパスシステムの高域用パワーアンプに使うFXヒューズが入荷しました。これで一応オリンパスシステムへのFXヒューズの導入は完了になります。早速取り付けて鳴らし始めています。最低5時間は馴染ませないと音質の評価になりません。交換した直後から中域と高域の違和感はなくなっています。非常に繋がりの良いサウンドの変化しています。

ヒューズはサイズ的にφ5×20㎜仕様とφ6×30mm仕様が有ります。更に使用するアンペア数が有りますので、使うアンプによって使い分けます。お持ちのアンプやCDPの裏蓋を一度も開けた事のない方が大部分だと思います。機種により蓋の構造や取り付け位置が奥まった処に有る機器も有りますので一様では有りません。最近は「軽薄短小化」に流れでφ5×20㎜サイズのヒューズが多くなって来ています。今回導入したのはφ6×30mm仕様になります。

さて評価しようか?と云う段になってCDTのスチューダーA730がトラぶってしまいました。読み込み不良になってしまいました。レンズをクリーニングしても復帰しません。これを修理しないといけません。大よその不具合個所は検討が付いています。そんなに重症なものではないと思っています。