12月23日(日) 曇り一時雨 JR西松井田駅からアパホテル高崎駅前 まで その後に上野へ
前回、歩き終わったJR西松井田駅から街道歩きを再開します。今回は松井田宿、安中宿、板鼻宿へ歩き、高崎宿をゴールとしました。
再開する松井田宿は群馬県であり、遠い場所です。それで、現地に向うのに青春18キップを使おうと思っていました。乗車する列車は臨時の快速。「ムーンライトながら」です。この列車、人気がある列車なのですが、乗車するのに座席指定券を買わなくてはなりません。12月16日に指定券を買って来ました。窓口の職員はキャンセルが出て1枚残っていたのだろうと言っていました。指定券をゲットできたのはラッキーでした。
今の時期。上野では「フェルメール展」「ルーベンス展」「ムンク展」が開かれています。今日なら18キップが有効に使えるから何処か、絵画展に行こうと思っていました。
JR西松井田駅 ― 道祖神 ― 新堀・金井本陣跡 ― 松井田仲町 ― 脇本陣跡
― 国道18号線 ― 妙義道常夜灯 ― 郷原地区 ― 八本木地蔵堂 ―
原市町道路元標 ― 明治天皇小休所碑 ― 杉並木碑 ― 安中市並木配水池 ―
新島襄旧宅入口 ― 愛宕神社 ― 便覧舎跡 ― 旧碓氷郡役所 ― 安中宿本陣跡
― 久芳橋 ― 庚申塔道標石 ― 鷹之巣橋 ― 板鼻堰用水路 ―
八坂神社の双対道祖神 ― 板鼻宿本陣跡 ― 双対道祖神 ― 国道18号線
寒念仏橋供養塔 ― 大門屋 ― 藤塚一里塚 ― 上豊岡の茶屋本陣 ― 庚申塔
― 道標 ― 君が代橋 ― もてなし広場 ― 高崎城跡 ― アパホテル高崎駅前
JR岐阜駅
(22:44)
岐阜駅の1番線ホームです。
ムーンライトながら。臨時快速列車の到着を待ちます。
今は22日で、途中で日にちが変わります。
ムーンライトながら
(22:58)
大垣駅が始発のムーンライトながらが1番ホームに入線してきました。
(22:59)
ムーンライトながらに乗車しました。
10両編成の最後尾です。大垣駅を発車してその次の停車駅が岐阜駅です。
既に何人か乗車しています。
大垣辺りの人でなく、大阪や京都などから快速と普通列車を乗り継いで来た人も居るのではと推測しました。
青春18キップ
岐阜駅を発車して、直ぐに車掌が検札に来ました。
那加駅から豊橋駅までは22日分で1,940円です。
目的地が松井田西駅です。日付が変わってから18キップを使います。
検札に来た車掌が23日のスタンプを押してくれました。
青春18キップを使えば、1枚あたりが2,370円。それに座席指定券の520円を加えた金額で行く事が出来ます。
(23:22)
1号車の車内で、前から3番目のシートでした。
車内のポスター。
石廊崎辺りだと思います。
青く変色してしまっています。
この列車。185系と言うタイプの車両で運行しています。
かつては東京と伊豆を結んでいた花形特急で、「踊り子」として走っていました。運行しだして40年は経っていると思います。
今では、すっかりお婆ちゃんになってしまいました。
臨時快速の「ムーラントながら」として運行しているのだが、何時までこの列車で運行を続けるのだろうか。
JR東京駅
(05:07)
東京駅に着いた「ムーラントながら」。
鉄道ファンが写真に収めています。
ピンボケでした。
私も撮影しました。
もう、既にヘッドマークが回送に変わっています。
(05:12)
5時13分発の山手線、外回りの列車が来ました。
JR上野駅
(05:31)
5時43分発の高崎行きの普通列車が待っています。
JR高崎駅
(07:29)
高崎行きの普通列車が高崎駅に着きました。
前方に横川行きの列車が待っています。
あの列車。7時30分発です。
乗車したら、直ぐに発車しました。
横川行きの車内です。
高崎駅を出た時は10人余りが乗っていましたが、少人数になりました。
JR松井田西駅
(07:57)
西松井田駅に着きました。
降りたのは、あの男性と私だけでした。
西松井田駅です。
無人駅です。
振返って見ました。
新堀・金井本陣跡
(08:10)
西松井田駅から北に向かい、新堀交差点から中山道を歩き始めました。
黒い塀の建物。
立派な松が見えます。
反対側から見た新堀・金井本陣跡です。
かつては本陣だった建物で、子孫が住んでいるのでしょう。
中山道分間延絵図を公開していると表示して有りました。
松井田の街はサンタが一杯
松井田町の中心部に入ってきました。
何人もサンタが居ました。
私が歩いていて、見かけた町人よりもサンタの方が多かったです。
(08:30)
松井田宿の案内板です。
(08:36)
松井田の仲町と下町の間です。
緩い下り坂の道を歩きます。
国道18号線
(08:59)
中山道が国道18号と一緒になりました。
東京まで125キロとなっています。
(09:18)
国道18号線から分かれて県道216号を歩きました。
高崎方面から男性が歩いてきました。
何処から歩いて来たのかと聞きましたら、安中からで、横川まで歩くと話しました。
時々、この近辺を歩くと言っていました。
この辺りの人なのでしょう。
春の兆し。
菜の花が咲いています。
(10:04)
道がカーブして行きます。
街道らしさを感じさせます。
明治天皇小休所碑
明治天皇がここで休んだので、石碑が建てられています。
奥の説明板には明治11年北陸東海を巡行の際にここで休んだと有ります。
この場所の左には原市高札場跡の立て札が立っていました。
原市杉並木
(10:13)
原市の杉並木に来ました。
大きな杉が並木となっていますが、中には切り倒されて切株だけになったのも有りました。
杉並木を再現するためにも、新しい杉を植えてはと思いました。
安中市並木配水池
(10:20)
Googleに並木配水池と表示しています。
水槽に「安政遠足」が描かれています。
安政遠足は安中藩主が藩士の鍛錬のため走らせた徒歩競争と有ります。
今は春にマラソンが開かれ、仮装した人が参加しているようです。
有田屋
(10:42)
立派な蔵が見えました。
有田屋と言う醤油屋さん。
長く醤油造りを続けている老舗です。
便覧舎跡
有田屋の向かい側です。
便覧舎後の表示がありました。
旧碓氷郡役所
(10:53)
中山道から見えた旧碓氷郡役所です。
先を急ぐので寄りませんでした。
安中宿を後にしました。
安中には安中藩武家長屋や新島襄の生家が有ったりします。
ユックリと訪ねてみたい場所でした。
(11:07)
国道18号の渡道橋に上がりました。
4車線になっている安中バイパスです。
この先、碓氷川に架かる久芳橋となります。
東邦亜鉛安中精錬所
歩いていて見えたのが大きな工場です。
検索しましたら東邦亜鉛安中精錬所となっていました。
山の斜面を活用した大きな工場です。
更に調べましたら、かつてカドミュウムを垂れ流し公害を起した企業でした。
板鼻堰用水路
(11:37)
碓氷川に架かる鷹ノ巣橋を渡り、板鼻宿に入ってきました。
眼に入ったのが用水路です。
説明板には板鼻堰用水路と有りました。
恐らく碓氷川の堰で取水して下流へ流しているのでしょう。
この辺りへ来て、雨がパラパラ降りだしました。
ザックにカバーをかけ、傘を差しました。
八坂神社の双対道祖神
八坂神社の双対道祖神。
神社の境内に有った双対道祖神ですが、コケが生え見づらくなっています。
双対道祖神
(11:53)
3基の石碑が並んでいて中心に双対道祖神が有りました。
こちらの双対道祖神は表情が良く判り、瓢と杯を持っていて、酌み交わしている姿が微笑ましく見えます。
国道18号線
(11:57)
中山道が国道18号と合流しました。
車が沢山通る国道の歩道を歩きます。
大門屋
店先でダルマを乾燥させていた店です。
店先のダルマ。
高崎名物のダルマです。
高崎に来たと言う感じがしました。
この辺りから、カメラの調子が悪くなってきました。
シャッターが下りないのです。
交換レンズを買ったのですが、そのレンズの調子が悪いのです。予備にレンズを持って来ていましたがザックの中で取り出すのが面倒でした。
ここから、しばらく撮影ができなくなりました。
(12:31)
カメラの調子が悪い中で、どうにか撮影しました。
中山道が国道から離れていきます。
左に向かい、豊岡町へ入って行きます。
上豊岡の茶屋本陣
重厚な構えの門が有りました。
「上豊岡の茶屋本陣」の木札が下がっています。
門から中へ立ち寄りました。
中から女性が出てきました。
無料で館内を見学できると言って、入るのを進められましたが、先を急ぐと言って辞しました。
豊岡町を歩いていて、ダルマの工房が何軒も有りました。
この辺り。
高崎ダルマを生産する店が多いところでした。
Gooleを見ていたらダルマ寺が有りました。
道標
(12:53)
左が中山道で右は新しい道です。
下豊岡町の信号交差点へ来ました。
車の往来が多く、道標の文字を読む事が出来ませんでした。
アパホテル高崎駅前
アパホテルに着きました。
ホテルへの正確な到着時間は判らないと思っていたのですが、アパホテルへのチェックインはレシートで13時44分となっていました。
この画像は、チェックインして上野に向うため、ホテルから出て来た時のモノです。
歩き出す前と歩き終わったときのものです。
左は松井田西で、歩き始めた時のモノですが、何故12月22日になっているのか判らないです。
日付的には23日です。
6時間弱の時間で20キロ余りを歩きました。
JR高崎駅
高崎名物の大きな赤いダルマが自由通路の真ん中に設置して有りました。
1月にダルマ市が有ると言うポスターが貼って有ります。
高崎駅の8番線です。
14時24分発の上野東京ラインの伊東行きに乗車します。
この列車の前に14時14分発の新宿湘南ラインの小田原行きが有りました。コレですと赤羽で乗り換えなければなりません。駅員に聞いたら14分で行っても、2分ほどしか違わないと言われました。
でも、14分に乗り、上尾で乗り換えれば15分程早く着けました。
(14:15)
出発を待つ、伊東行きです。
鉄道博物館
車窓から古い列車が見えました。
鉄道博物館です。
もう直ぐ、大宮駅です。
JR上野駅
(16:13)
上野駅に着きました。
上野駅でのミニコンサート。
丁度、演奏が終わったタイミングでした。
そして、聞いていた人たちから拍手が起きました。
(16:18)
上野駅の公園側口に出てきました。
そして、美術館を目指します。
国立西洋美術館
西洋美術館の前です。
ルーベンス展の絵が観客を呼んでいます。
この絵。
エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち。
こちらは入場券売場です。
混雑して来ると入場券を買うにも列となりますが、この時間。スンナリと買えました。
聖アンデレの殉教。
館内で、作品を紹介していました。
(17:37)
美術館の外へ出てきました。
館内に入ったのが16時25分頃でした。
閉館時間が17時30分で1時間ほどいた事になります。
閉館時間が迫ったタイミングでしたが、係りの女性に聞いたら今は空いて来ていると話しました。
日中は沢山の人が来ていたのでしょう。
このルーベンス展。
各地の美術館から持って来た絵が並んでいました。〇〇美術館展とか□□美術館展となると、1館だけで済むのですが、集めるだけでも大変だろうと想像しました。
フランダースの犬の絵に匹敵する絵が並んでいました。
アメ横
(17:50)
美術館から出てきてアメ横をウロウロします。
ブラブラしていて、入った店は「福しん」と言う中華料理の店。
生ビールセットに誘われて入店しました。
JR上野駅
(18:25)
上野駅。
これから高崎へ戻ります。
この列車。籠原行きでした。それで、後から来る列車に乗換え高崎に20時18分に着きました。
通常なら往復3,880円掛かるのですが、18キップを使ったので、0円で済みました。
感想
年の暮れの押し迫った時期でしたが、ムーンライトながらが運行する時期に街道歩きをやりたかったのです。12月22日がムーンライトながらの運行開始日でした。運良く指定券を手に入れる事が出来ました。
松井田宿をスタートして、安中宿、板鼻宿と歩き、高崎宿にゴールしました。上野に向かいたかったので足早な街道歩きでした。振返ってみて、安中市などはユックリ訪ねたい宿場でした。
上野まで足を延ばし、ルーベンス展が見れて良かったです。
今日の経費
那加駅から豊橋駅 乗車券 1,940円
青春18キップ1枚分 2,370円
ムーンライトながら座席指定券 520円
おやつ 466円
お握りパン牛乳等 804円
飲料水 150円
ダルマ等お土産 1,486円
生ビールセット 500円
乾電池 108円
ルーベンス展 1,600円
アパホテル高崎駅前 7,100円
合計 17,044円
kオジサンの中山道旅日記 その24
12月24日(月) 晴 アパホテル高碕駅前からJR本庄駅 まで
した。年明12日には那加から中山道を再スタートをします。お互いいろいろ気をつけて頑張りましょう。それでは良いお年を!
日光街道や奥州街道に足を延ばされましたか。
そして、来月に中山道の再開。
西に向っておられ、スターと場所へ行くのが大変ですね。
これからも街道歩きをお楽しみください。
コメント。有難う御座いました。
858さんも良い歳をお迎えください。