日暮らし通信


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台風19号接近中

2014年10月13日 16時40分24秒 | 日暮らし通信


写真説明: 左岸から上流を望む
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台風19号が九州、四国地方で大暴れしている

その後は速度を早めて明日3時頃には東京地方に最も近づくとの予報だ

台風嫌いな私にとっては台風が通過するまでは心配ばかりが気に重く()し掛かっている

テレビのニュースを見ていると避難されている方も多いようだが、あの豪雨による土石流災害などの実害を考えると早や目の避難が有効なのだろう

堤防などの決壊により街全体が床下、床上浸水の実情を見ると、自然災害の恐ろしさを改めて感じる

私は戦後のある時期までに何度も実家で床下浸水を経験しているが、床上浸水で無かったことは奇跡のようにも思った

市内を流れる三本の河川は豪雨となるとすぐ氾濫した

その当時、その河川はいずれも曲がりくねった流れで、豪雨で降った大量の雨水は川に関係なく氾濫し、勝手に住宅地や田地田畑(でんちでんぱた)に流れ込んで、それはあたかも突然現れた広大な湖のような景観に変貌していた

だが、その水が引くのも早かった。それはまだ当時は土の部分が多かったから、水捌(みずは)けが良かったからだと私は推察した

当市では昭和30年代から急速に都市化に向かって市街地が形成されて自然の景観が徐々に消えてしまった

その都市化は多くの弊害をもたらしたことは事実だが、一つだけ有効だった施策があった

それは市内を流れる河川を整備したことで、流れを直線化することを優先し、カーブを緩やかにして川幅を増し、護岸工事に力を入れたことだった

この整備により市内での河川氾濫は減少したことは事実で、永く当市に住んでいる者としては驚くべき変化だった

近くを流れる空堀川もこの整備計画によってほぼ直線化して川幅はかなり増したから、地域住民の水害に対する安心度もかなり高まった

しかし、これらの護岸工事によるリスクも多かった。あまりにもコンクリート化し過ぎて水が自然に帰る道筋を閉ざしてしまったからだ

ニュースなどで氾濫によって水浸しになった街の姿を見ると、私も実家で経験した床下浸水の想い出が蘇ってくる

この台風19号が早く通り過ぎるように祈るしかない