今までに妻のリハビリのためにいろいろな 「小仕事」 を考え実行してきたが、長続きしないのも幾つかあった。
その中で今でも続いているのが私が 「住所書き」 と読んでいる 「小仕事」 がある。
妻の脳細胞が少しでも活発化するために読み書きや、手を動かすことを重点に考えたのがこの 「住所書き」 だ。
A4横サイズの用紙を横に8行分け、一番上の行のみサンプルとして妻の名前と住所が25字印字されているが、それを見ながら後の7行の空欄に妻が手書きするという 「小仕事」 だが、書き終わると下段の余白に年月日、妻の名前、そして通し番号を書いている。一枚で175字書くことになる。
余程の事情がある場合は書かない時もあったが、それは年に僅かで妻は飽きることもなく朝食前に必ず実行している。
今朝、その通し番号が 「3000」 になった。単純計算しても8年と二ヶ月以上続いたことになる。確か、それを始めたのはここに転居後の平成21年8月だから、その 「3000」 の数字を見ると、私も感無量な気持ちになったが、妻もよくも頑張ったものだ。
今までに書いた字数は3000枚で525,000字、立派なリハビリになった。
それとこの 「住所書き」 が終ると、すぐに 「切り抜き」 と言う 「小仕事」 も実行している。
これはA4サイズの用紙に私がランダムにいろいろな図形を七つ描き、その図形を妻が鋏で切り取る 「小仕事」 だが、これも 「住所書き」 と同じ枚数のはずだ。
「住所書き」 も 「切り抜き」 の何れも原版を作り、それをプリンターでコピーして毎日一枚ずつ使っている。
アメリカの実業家・カーネルサンダースが言った 「継続は力なり、さらなる継続は宝なり、永遠の継続は歴史なり」 の言葉を実感した今朝の 「3000枚達成」 でした。
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