千葉で幼くして亡くなった心愛さんのことは毎日のようにテレビでも新聞の紙面でも取り上げているが、断片的だが後から後から虐めの事実が出てくるのを見るとやり切れない気持ちになる。
容疑者の父親は 「虐めではなく、躾だ」 と言っているようだが、どの親も同じように暴力を振るっても 「子への躾だ」 との気持ちがあるのは一般的であるようにも感じている。
では 「躾の定義とは?」 と問われてもおそらくは即答できる親はいないだろうから、今後、親からの躾と称する虐めの行為は無くなることはまずはないだろう。
しかし、心愛さんへの虐めの行為は度を過ぎているのは明らかだが、広い世の中では同じように一般人が考えられない虐めがまだ多く存在しているように思う。
通常、安全上では 「ハインリッヒの法則」 との有名な鉄則があるが、それは 「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する」 とのことだから、心愛さんだけの問題ではないだろう。
幼い子の命が、それも絶対的な味方である親からの暴力で消えてしまう。このような事が二度と起こらないようにと願うしかない。
「子は国の将来を支える大切な存在」 。大切に育てて、それを磨き上げるのは誰の役目なのだろうか?
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