空堀川の左岸を下流に向って歩き、大沼田橋を過ぎると北側には広大な農地があった。
ここは昨年までは耕運機で耕してはいたが、雑草対策だけで農作物は作らなかった。
最近この農地では枯れ草ばかりになって、もう農地としては使わないのだろうと思いながらいつも眺めていた。
二十日過ぎには重機が入ったので、何か工事が始まるらしい。
私が転居してから、この辺りでは多くの農地が宅地化されて家が建ち、あるいは駐車場などになって街中の様子も変ってきた。
この農地もおそらくは明治以降に開墾されて歴代のお百姓さんたちが精魂込めて地力を高めたのであろうが、それが時代の変化に馴染めずにこのように宅地化されてしまうのは何とも寂しいことでもある。
さて、一体何が建つのか? また建売住宅が建つのだろうか? だとすれば広い面積だから相当数の住宅が増えることだろう。
昨日からは重機も動き出して、枯れ草が除去されたが、また農地が消えることになりました。
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