あの丸い月を見て 「名月を 取ってくれろと 泣く子かな」 との小林一茶の有名な句があるが、美しい名月を見て、「欲しい、 欲しい」 と駄々をこねる幼な児の様子が目に浮かぶようだ。
そしてその月に人間は降りて、また還ってきた。人間の知恵は果てしなく果敢で有能であることを実証した。
「生命とは何か?」 そして 「宇宙とは何か?」 とのテーマのために研究している科学者は多いだろう。
昨日 「はやぶさ2」 が 「小惑星・リュウグウ」 に着陸したことが発表された。
そのリュウグウと地球との距離は約三億四千万キロ・メートルだから、その数値がどのような意味があるのかを私が想像もできないほど遠い。
リュウグウの直径は約900メートル、それが遠い宇宙に存在するとは私にはまだピンと理解できていない。
JAXA 関係者の 「甲子園球場のどこかに降りればよかったが、マウンドに降りなければならなくなった」 との談話はその着陸行為の難易度の高さを示しているのだろう。
別の例えをするなら 「地球の裏側であるブラジルの6センチの場所に着陸する」 ほどの難しさだから、着陸を果たした日本の技術は高く評価されるだろう。
そしてこのような長距離を飛行するには欠かせないのが 「イオンエンジン」 だが、どのようなエンジンなのだろうか?
20年12月には地球に還ってくる。リュウグウに行ったからにはお土産は 「玉手箱」 を持って還るはず、、一体その箱の中にはどのようなお土産が入っているのだろうか?
東京オリンピック以上に 「はやぶさ2」 の地球生還が楽しみになってきた。
無事な飛行で必ず地球に還ってくることを確信しています。
(作成: 2019.2.23)
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