今日はもう 「お彼岸明け」 だが天気は少し冬に戻ったように気温が低くなり、5時過ぎの外気温は1度だったが、春先にしては低い温度だろう。
日曜日は長男夫婦が外出するので夕方まではMとの二人暮らしになる。
昼食はいつものように嫁さんが準備してくれるので助かるが、二人暮らしの頃を想い出すとよくも毎日、Mと三食を食べていたものだと、自分でも驚きでもある。
その頃は毎日9時過ぎには散歩がてらに近くの食品スーパーに買い物に行くのが日課になっていたが、それは毎食の食材を買うためだった。
自分で料理など出来なかったから、出来合の食べ物を買うのが定番だったから、毎月のエンゲル係数も異常だったに違いない。
長男夫婦と同居するようになってからは、食に関することは一切嫁さんにバトンタッチしたので、私は随分とメンタル的にも解放されたように楽になった。
Mがこのように要介護になってから、私も一時は料理を憶えようといろいろな知識を得ようと努力したが、この料理と言う仕事だけは長続きしなかった。
今も食器棚には 「私のレシピ集」 とのタイトルが貼り付いたファイルがあるが、それはその当時、私が真剣に料理に挑戦した名残でもある。
本来ならMが料理した食事を食べるのが当たり前なのだが、それが叶わなくなったのも 「人生いろいろ」 なのだろう。
今日も昼食に嫁さんが準備してくれたのは私たちが好む 「煮込みウドン」 だった。火を通せば、楽に食べることが出来るように準備されているのは有り難いことでもある。
今、空堀川沿いを歩くと、農家の境界に植えられた 「柾木」 の青葉が鮮やかに照り輝いていた。咲く花よりも新緑が映えて見事な春の風景でもある。
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