昨日は朝から雨だったので、日課の散歩は午後のことだった。
Mと家を出て南に70メートルほど歩くと空堀川の遊歩道に突き当たるので、そこで左折して川沿いを歩き始めたら微かに匂いが漂ってきた。
「これは何の匂い?」 と思いながら都営住宅の南側前庭を見ると、金木犀の木にたくさんの花が咲いていた。 「そうか、金木犀の匂いだ」 と悟ったが、風向きによっては芳香も感じないが、その時は無風状態だったから匂ったのだろう。
この都営住宅1号棟から3号棟までの前庭には9本の金木犀の木があるが、おそらくはこの都営住宅を建てた時に植えたのだろう。
パソコンにファイルしてある昨年の画像を見ると9月下旬に撮っているから、今年は咲くのは二週間以上も遅れているようだ。
金木犀は 「中国南部原産。日本には江戸時代に雄株が渡来し、これが挿し木で北海道と沖縄以外の日本中に増やされた」 との説があるので、本州に広く分布しているのだろう。
よく見ると小さいオレンジ色の花が無数に咲いているが、咲き終わると花が落下して根元を中心に丸いオレンジの絨毯を敷いたような景観になる。
ネットで金木犀の花言葉を検索すると 『 「謙遜」 「気高い人」 「真実」 です。強い香りを放つ金木犀ですが、花びらは小さく控えめな印象を受けます。その姿から 「謙遜」 という花言葉がついたと考えられています。 また 「気高い」 のそもそもの意味は 「上品で高貴な感じ」 、金木犀の香りは古くから上品で高貴な印象があったようです』
とのことだが、このような花言葉は一体誰が考えたのでしょうか?
既に彼岸花も終わり、この金木犀の花も散り、そして日毎に熟す色が増す柿の実を見ていると秋深しの感がある。
今日も朝から雨。9時過ぎの外気温は17度。細かい雨が降り注いでいるので 「歩くのは待て」 と、私たちの散歩にイエローカードを示している。
私たちはいつもの生活環境だが、台風15号、19号で被災された皆さんのご苦労が偲ばれる。一刻も早く元の生活に戻れるようにと願っています。
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