日暮らし通信


その日暮らしの生活でも、感謝しています

日頃、見た事・聞いた事・感じた事・そして言いたい事などを発信します

認知機能検査

2020年08月28日 09時56分00秒 | 日暮らし通信


発信元:  赤とんぼ







昨日、高齢者の免許更新時に義務付けられている 「認知機能検査」 を 「警視庁・府中運転免許試験場」 で受検した。以前 (H29) の更新時は近くの教習所での検査だったが、いつのまにかこの検査だけは警察施設に変更されてしまった。

コロナ騒動だから電車に乗るのは控えて、6時40分、新秋津駅前からタクシーを利用したが、7時25分に試験場に着くともう100人以上の人が長蛇の列を作っていた。おおかたの人は免許更新が目的らしい。

 「認知機能検査」 は9時半前から始ったが、密を避けるためか机は空間を設けた中で受講生が10人、このように検査は少人数で日中何回も行われているようだ。

検査項目は
① 「時間の見当識」
受検当日の年月日、曜日、現在の時間を記入するテスト

② 「手がかり再生」
絵を覚えて、その名称を記入するテスト

③ 「時計描画」
指定された時間の時計の絵を描くテスト

の三つのテストだが、私にとって難問なのは ② の 「時計描画」 だ。
これは16個の絵がスクリーンに投影されるが、後ほどその絵を思いだして用紙に記入するテストだ。

だがこのテストではすぐに記入せず、その前に 「手がかり再生 (介入問題)」 の記入用紙が待ち構えている。
このテストは数字がたくさん書かれた表に、検査員が指示した数字に斜線を引く問題だが、これは手がかり再生の出題から解答までに一定の時間を空けることが目的だが、所謂、覚えたイラストを忘れさせる意地悪な出題だから、記入に夢中になりすぎて絵を忘れないように自制する必要があるそうです。この出題は配点には関係無いとのことです。

そしていよいよ 「手がかり再生」 用紙への記入です。
今回の絵は、機関銃・太鼓・目・ステレオ・トンボ・うさぎ・トマト・やかん・万年筆・飛行機・レモン・コート・ペンギン・バラ・カナヅチ・机の16個でした。

記入は漢字でもひらがなでもカタカナでも自由、私は全てカタカナで書いたが、全部思いだして書くことができた。何か良い点が期待できそうだった。

 ① と ③ のテストは極く簡単だから心配するほどでもない。

この検査は30分ほどで終り、小時間後、その場で検査結果通知書が個人に渡された。

判定は76点以上が 「記憶力・判断力に心配ありません」 、49点以上76点未満が 「記憶力・判断力少し低くなっています」 、49点未満が 「記憶力・判断力低くなっています」 の三段階に分類されるが、その後はその分類に応じてまだ教習所などでの検査を受けなければならない。

取りあえずは76点以上を取るのが目標だが、私はもっと高得点取得を目標として望んだつもりです。

こうして 「認知機能検査」 は終ったが、このような高齢者に対しての検査は 「法の下では誰も平等」 の主旨に違反しているのではなかろうか?

確かに高齢者による事故増加が社会的な問題になっているのは理解できるが、そうは言ってもこのように高齢者だけが 「認知機能検査」 を受けるのは納得できるものではない。

これからは免許取得時にこの 「認知機能検査」 を義務化したらどうだろうか?

特にこの 「手がかり再生」 の検査は一般の人でも及第点を取る率は低いかもしれない。高齢者ばかりを責めるこれらの検査はもう一度大きく見直すべきだ。

さて私の検査後の得点は? お陰さまで満点の合格でした。

帰り道、近くの教習所へ電話して講習会の予約を取りました。混んでいるようで10月半ばに講習を二時間受けることになりました。

この検査の結果、何とかもう一回運転免許証の更新ができそうです。

帰りは中央線、JR武蔵野線で帰りましたが、満点を取ってホッとしたらどっと疲れが出てきました。でも何か今日も良い日でした。







★ 写真の上でクリックすると拡大されます ★




府中運転免許試験場




試験所前の歩道橋上から西方を望む
左側は多磨霊園
(道路は 「東八道路」)




試験所前の歩道橋上から東方を望む
右側は多磨霊園
(道路は 「東八道路」)



      写真説明:  試験場 と 東八道路

      撮影場所:  府中運転免許試験場前にて  (2020.8.27)