諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

手長足長と八岐大蛇の共通点。そして猿田彦尊。その2

2016年01月12日 00時13分45秒 | 神道

続きです。

八岐大蛇が斐伊川の場合、問題となるのが尾から出てきた「草薙の剣」ですね。川から剣が出てくるものなのか。単純に考えると斐伊川の治水に成功し、産鉄出来る様になったと考えるしか無いと思います。これは簡単に想像が付きます。

でも八岐大蛇を酔わせた酒はどう考えたら良いのでしょう。暴れ川に酒を注いで治水になるのか。

陰陽五行で酒は「水」に分類されます。水に水を注いでも何にもなりません。そこが「八岐大蛇=斐伊川」説の矛盾点と言えます。これはまぁ、仮説の一つとしておいた方が宜しいでしょうね。

ここでチョット脱線です。八岐大蛇が飲んだ酒に付いてです。その名は「八塩折之酒」。何でも酒を醸造に醸造を重ねて造るそうです。私は酒には詳しく無いのですが、米と水で日本酒を造るのを米と日本酒で何度も何度も醸造して造るのでしょうかね。かなり強そうな酒をイメージしちゃいます。

実はこの八塩折之酒ですが販売されているみたいです。数社の酒造会社で。私が調べたところでは300ml程度で3000円台から10000円以上のものまであります。価格は何度醸造したかによって高くなるみたいです。

たった300mlで3000円以上って馬鹿高です。ドブロクタイプの八塩折之酒は殆どヨーグルトです。ドロドロです。そして清酒タイプは色が真っ黄黄。何かメロンみたいなフレーバーなのだそうです。風の森より美味しいのでしょうか。

何度も醸造する訳だし、八岐大蛇もヘベレケになる位だから大変強い酒をイメージしますが、何度醸造してもアルコール度数は15度みたいです。それ以上は上がらないそうです。チョット飲んでみたいなぁー。

まぁーそれは良いのですが、この八塩折之酒はスサノオ命、奇稲田姫、手名稚命・足名稚命の4人の中で誰が造ったのでしょうか。

酒が日本で最初に造られた時代は縄文時代です。酒を造るには器が必要。旧石器時代には造れる筈が無い。

っとは言っても縄文時代には稲は無い。この時代の酒は山葡萄から造っていました。つまり日本の最初の酒はワインとなります。因みに世界最古の酒はビールの様です。ビールが飲めない私は余り興味は無いですけど。

それは兎も角として、八塩折之酒は米で造られていたと思われます。スサノオ命は高天原の田んぼの畦を壊しています。大月姫も殺しています。そこで稲を手に入れたと考えなれます。

あっ、そう言えば大月姫、もしくは保食神を殺したスサノオ命、月読命のどちらかに天照大神は稲を貰って高天原の狭田、長田に稲を植えています。

またまたそう言えば猿田彦尊は五十鈴川の上流にある狭長田に住んでましたね。狭田・長田と狭長田、偶然でしょうか。そして長くなるので説明は又の機会にしますが、サルタは稲田の意味合いもあります。天照大神も猿田彦尊も稲荷神の要素はあると思います。

私は天照大神は国津神で猿田彦尊だと思っています。沖縄のサダル神は老婆の神ですが、神はある程度性別は無視して良いと思います。この話は又の機会に致します。

 

続く。

 

 

 

コメント (9)
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