諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

手長足長と八岐大蛇の共通点。そして猿田彦尊。その8

2016年01月23日 11時22分36秒 | 神道

最後にしたいと思いながら続きます。

私、八坂刀売神は女神である手長だと思うのですが、どうでしょう。

夜刀神と言う神が常陸国に存在します。蛇神です。蛇は夜行性ですし刀は蛇の意味合いがありますし。八坂刀売神も蛇神なのは間違いない。そうなると諏訪の地主神である蛇神・手長しか考えられないのではないでしょうか。

そうすると建御名方神は足長となっちゃいます。これはどう言う事か。

済みません。判りません。一つ考えられることは敗神の祟りを恐れる為に一方では持ち上げ、また一方では蔑む考えから同神を上下に分けてしまうのではないでしょうか。

諏訪神はミシャグチ様と呼ばれています。実際のミシャグチ様は赤蛇です。シマヘビの幼体や高地の蛇は赤みがかっているのですが、その蛇をミシャグチ様と呼んでいます。諏訪大社の境内にたまに出現した時は「ミシャグチ様のお通りぃー、ミシャグチ様のおなぁーりー」と神職は叫ぶそうです。でも諏訪神・建御名方神は蛇神の表記は記紀には無いです。「ミ」の発音がありますけど。それがまだ判りません。これ以上は何とも言えませんわ。

次いで日本神道の最高神・天照大神の場合はどうか。

天孫降臨で天照大神の道案内と言うか、先導をしたのは猿田彦尊です。先導ですから従事でもないし給仕している訳でもないです。天照大神の給仕をしている神は豊受大神です。猿田彦尊と関連があるのか。

私、以前「豊受大神の御神体」と題してブログを書きました。暈して書いたので評判悪かったです。あえて暈さず語ります。豊受大神の御神体は「木製の男性器、女性器」です。木製とは限らないと思いますが、神社に奉納されている御神体は木製です。石の御神体は神社に置けない理由からだと思われます。

男女の性器の御神体ですが、神道に詳しい方ならご存知だと思いますが道祖神と同じです。猿田彦尊であるとされています。

っと言う事は、豊受大神は猿田彦尊夫婦になります。そして嫁神はアメノウズメ尊。これはどう言う事になるのか。

猿田彦尊は国津神です。国津神は聖婚。つまり近親婚です。道祖神も夫婦であり兄妹です。そうなるとアメノウズメ尊は猿田彦尊の妹。天津神ではなく国津神となります。だからこそアメノウズメ尊は「猿女」と呼ばれているのではないでしょうか。

では何の為に天照大神と豊受大神が関係するのか。私は天照大神は国津神であり最初の太陽神だったと考えています。そして大陸から渡って来たスサノオ尊に敗れた。支配された。

そこに天孫族がまた大陸から渡って来てスサノオ尊の家系である大国主に国譲りを迫った。そして国を安定的に統治する為に日本本来の太陽神である国津神・天照大神を天孫族の象徴として迎えた。天照大皇神としたと考えています。

天孫族に取って天照大神が自分達の祖霊ではなく国津神である事はトップシークレットです。国津神・天照大神の血筋の女性と結婚しただけでは説得力が無い。その事を指摘されて騒動が起きては困る。だから天照大神も上下に分けられた。

つまり下の天照大神は猿田彦尊・アメノウズメ尊であり豊受大神。上は天照皇神となるのではないでしょうか。少々シドロモドロですが。

 

続く。

 

コメント (2)
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