諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

次の大河ドラマは細川幽斎を希望する。その1

2016年05月08日 22時21分16秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画

NHKの大河ドラマ・真田丸を飽きずに見ています。中々いい感じです。やはり戦国時代の大河ドラマはワクワクします。日本史史上、一番ドラスチックな時代ですからね。

私、最近気付いたのですが何故今まで大河ドラマで「真田信繁」を取り上げなかった理由が判りました。考えてみれば真田信繁は大阪冬の陣・夏の陣でしか活躍しなかったからですね。関が原の戦いの時も主導していたのは父親の真田昌幸。信繁は昌幸に従っていただけなのですから。

大河ドラマでの展開でも創作が多いです。死んでいないのに信繁の側室を殺してみたり、姉が記憶喪失になってみたり。

私は大河ドラマは史実に則って描いて欲しいと思うのですが、大阪の陣だけで一年持たせる訳も行かないですし、まぁーしょうがないです。結構面白いので良しとしたいと思います。ラストの展開が読めちゃうのは残念ですけど。

さて、大河ドラマはこれまで多くの戦国時代の武将を主役にして来ました。もう大方の大名や武将をやっちゃってきましたので、今後どうなるのか心配です。

まっ、それは兎も角として大河ドラマで取り上げて来た主人公は、少なからず「正負の法則」に則った結果が出たと言えます。そしてその武将達の生き様を見て来て判ったのですが、「正負の法則」を上手く乗り切る秘訣、それは「欲を出さない」。戦国の世はそれが一番重要だったと思いますね。

勿論、例外はいます。最終的な勝者である徳川家康は短気で欲深い男だと思います。彼の場合、正負の法則を上手く乗り切ったとは思いますが、生きたかは綺麗ではなかった。波乱万丈で幸せな人生とは私には思えないです。

それに上杉謙信も確かに欲が無かったが、自分の信念を貫いたのが欲だと思います。正義の為の戦を展開しましたが、家来からすればタダ働きばかりでたまったものではない。それに自分を毘沙門天の生まれ変わりとか言ってましたが、それは業であり欲です。彼が突然死したのもその欲が原因で正負の法則を上手く乗り切れなかったからだと思います。

そして真田家で考えますと、やはり父親の昌幸は領地に固執する欲を見せてます。信繁も戦国時代を武将として働いてみたいとする欲を見せた。結果、武将としての意地を見せて、敗れましたが名声を得た。でも兄の信之や家来・家族には迷惑をかけてます。私は名将だとは思えないです。

武将は勝ってなんぼ。生き残ってなんぼ。従った者たちや領民を戦いに巻き込まず、幸せにしてなんぼだと思いますので。

その点、長男の信之は最後まで生き抜き、真田の血を繋ぎ、家臣も安泰させたのは偉いです。優れています。昌幸・信繁以上の名将。戦国時代の稀有な成功者だと私は考えます。

地味な印象ですが、敵方の武将達からも絶賛された。昌幸・信繁の存在があったにも関わらず徳川の時代も晩年は尊敬された。昌幸・信繁の評価も信之の存在があってからこそだと思います。

それは彼の人柄もそうですが、昌幸・信繁に比べ欲が無いからこそ生き抜く事が出来た。信之は数少ない戦国時代の勝者だと私は思いますね。

 

続く。

 

 

 

コメント (5)
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