諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

弐萬圓堂が特別清算ですと!?

2016年05月25日 12時31分03秒 | 政治・経済

新会社が経営を断続するらしいですが、あの地元本社の眼鏡チェーン店・弐萬円堂を運営する㈱メガネセンターが特別清算開始決定されたそうです。5月20日付けでです。

何故こんな事知ったのかと言いますと、先日、青麻神社へ参拝して湧き水をガブ飲みしたいとバイクで向かっていて仙台市泉区の仙台運転免許センター向かいにある弐萬円堂の前を通ったのですが、何か沈んでいる雰囲気だったんです。店から立ち上るオーラに負の字が書いている様だった。それで気になっていて昨日ネットで検索してみたら事実上の倒産となっていたんです。

自分で言うのも何ですが、私、どうでも良い勘だけは一流だと思います。ここ一番の勘働きは三流ですけど。

それにしてもショックです。数ヶ月前にセルフレームにレンズを入れに行ったばかりなので。今度はキオヤマトのアンダーリムのフレームにブラウンのPCレンズを入れに行こうと思っていたので。

うーん、特別清算となると行きづらいです。私、そう言う雰囲気が苦手です。私も編集者・記者時代に廃刊・休刊を経験しました。古巣の株の業界紙も会社更生法適用となっています。清算開始した会社の社員の気持ちが判ります。惨めなのです。見る方も見られる方も辛いのです。うーん、早くPCレンズを入れに行けば良かった。

経営は断続するそうですから行けば勿論入れてくれるでしょうけど、「会社潰れたんだってねっ」なんて聞けませんし、辛い気持ちの社員としゃべるのも辛い。これはもうチョットほとぼりが冷めてから行くしかないです。しょうがないです。

それにしてもこの会社は変わっていました。何たって社員が眼鏡の飛び込み営業に来るのですから。

普通、「こんにちは、眼鏡買いませんか」と言って来て、「丁度良かった。買う買う」となりますか。ならないでしょう。何を考えているのでしょう。

私の所に来た社員は20代後半の方でしたが、「ケケケケッ」と笑う変な細い黒縁眼鏡の胡散臭い男性で、少々気持ちが悪く眼鏡が欲しいと思っていたんですが逆に行きづらくなりました。だからそのケケケケ社員の店は行かず、家から少々離れた店で買っていたんです。

何時もは正月の仙台名物初売りで「三割り増し商品券+毛蟹二匹サービス(何で毛蟹なんだろう)」を買ってから眼鏡を購入していたのですが、、最近は何故かやらなくなった。どうしたんだろうと思っていたのですが、経営が相当厳しくて政府系ファンドの支援を受けていた。そしてとうとう経営再建を断念。多額の負債も返済不能となって特別清算と相成った様です。

特別清算の要因は東日本大震災での津波被害で消費が低迷とありますが、行き過ぎた店舗展開が一番の原因だと思います。最盛期には220店舗もありましたからね。

マギー司郎や地元の荒川静香でバンバンCMを流していた。一時は眼鏡チェーンと言えば弐萬円堂。日本一勢いがあった。凄かった。

それがジーンズ、ゾフなどの低価格を売りにした眼鏡チェーン店が登場。2万円どころか1万円を切る価格で売る様になった。これでは弐萬円堂と言う店名が禍となります。弐萬円が高く感じる。これは王手飛車取りです。仇となりましたねぇー。

それで不採算店を220店舗から100店舗閉鎖した。それでも間に合わなかったと言う事なのでしょうか。ここの経営者、後先を考えずに行け行けドンドンやりすぎた。それがこんな結果になったのだと私は思います。

確かに弐萬円堂と店名を変更した時は衝撃を受けました。ド近眼の私は眼鏡を作るのに4万円は掛かっていましたから。安くてダサいフレームで1.70のガラスレンズでです。好みのを選んだら6万円以上になっちゃいます。

それが半値以下のの2万円で出来る。超薄型レンズ(プラスチック1.74、ガラス1.81)も同じ値段。それで人気は大爆発。一気に全国展開していきました。

私も弐萬円堂の登場は嬉しかったです。しかし、これは全部の眼鏡チェーンに言える事ですが、フレームの質が悪かった。直ぐ塗装が剥げるし脆いのです。勿論、高額商品は違うと思いますけど。

特にデカ頭の私です。私に合うビッグサイズのフレームが無い。無理にキツイフレームを広げて安いフレームを使っていたもんですから、これまた直ぐに歪んでしまう。

だからヤフオクで一流メーカーのフレームを手に入れレンズを入れて貰っていたのですが、私みたいにフレームをネットで買う者も増加したと思います。ヤフオクなら10分の1以下の価格で買う事も可能。眼鏡屋でフレームを買うのが馬鹿馬鹿しくなります。本当にインターネットは便利すぎて恐ろしい。諸行無常の時代ですねぇー。

否、それもあるけど「ローソン100」も全店閉店した宮城県です。震災で一時は盛り返したがまたまた経済が落ち込んできたのかも知れません。仙台は貧乏ですからね。

考えてみたら仙台の老舗の店の多くは姿を消しています。殿様商売ではやって行けない時代です。ロードサイドの店舗は仙台資本の企業が激減している。ただ単に仙台商法が通じなくなっただけなのかも。否、それ以上に度を越した格差社会が禍しているのでしょうか。

まっ、淘汰は資本主義経済の習いです。私も資本主義の波に呑まれた口です。しょうがないとしか言えませんね。時代の波をサーフィンするのは大変ですわね。

 

ではでは。

 

 

 

コメント (24)
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