「綱永井寵生!! この野郎、ふざけるな!!!!」と本格の酒呑みから怒りの声が聞こえて来そうです。
「この二つの焼酎を較べるなんて何を考えているんだ。有名な本格焼酎と焼酎甲類乙類混合とでは話にならないではないか」との声が出る筈。
でも私は焼酎のランクなんて興味はない。焼酎は焼酎。本格とか純良とか、甲乙なんてどうでもいい。「そふと新光」を飲んでつくづくそう思いました。
どうせソーダとピンクグレープフルーツジュースで割って飲むのだし、美味しければそれでいい。たとえ誰を傷つけても。人生の幕が下りる日まで。そう考えて生きます。本格派の酒飲みではないので。
そこであえて書きます。エコノミック素人酒呑みのプライドにかけて。
さて、何故か家に真っ赤なボトルが大変美しい「薩摩の風 赤 720ml 東酒造」がありました。焼酎です。誰からかお歳暮で貰ったようです。こっそり親父が一人で飲んでいた模様です。
私、チビリと飲んでやりました。ロックで。????、濃い。芋が濃い。芋芋しいほど濃い。癖がある。こんなに芋じゃなくても良いのでは。チョット私には強いな。
これをお湯割で飲めば中々の旨さだと思うけど、私は水割り、もしくはイオンのサイダーとピンクグレープフルーツで飲みたい。そんな私には勿体無い。私レベルの人間が飲む酒ではないなと思いました。
「薩摩の風 赤」を調べてみました。どうも魔王とか言う焼酎を出している酒造所で修行した人が出した焼酎みたいです。アマゾンでも高評価です。価格は720mlで1500円前後。アマゾンでは送込み1680円でした。世間では美味しい焼酎として知られている様です。
うーん、赤芋の焼酎はあれほど芋芋しいのか。チョット驚きました。以前飲んだ芋の本格焼酎「黒嘉門 菊川」よりも芋が強い。これが普通の芋と赤芋の違いか。うーん、驚いた。
そう言えば業務スーパーで「赤嘉門」と言う紫芋入りの焼酎が売っていた。チョットの見比べてみたい。調べたら赤芋と紫芋って同じ種類と思ったのですが、紅何とかと言う紅い芋もあるようです。そんな変わりは無いと思いますけど。
でも片方が720mlで1500円。もう一方は1800mlで1090円。「薩摩の風 赤」が3倍以上高い。その差を比べたいと思ったのです。
そして早速、業務スーパーへ。定番のもやし2袋、好きな油揚げ2袋と焼そば2袋を籠に入れ焼酎売り場に。そしたら見かけない焼酎がありました。その名も「プレミアム芋いち 菊川」。
通常の「芋いち」は飲んだ事があります。20度だった事もあり芋が弱い感じがしました。黒蜜オンリーの「菊川・うまい焼酎」よりも薄い感じがした。しかしこれはプレミアム。25度で紫芋が8%入っている。どう違うのか。
焼酎甲類乙類混合みたいですけど、プレミアムを主張するその意気や良し。その心意気を飲んでやろうじゃないの。
何のことは無い、「赤嘉門」が1090円。「プレミアム芋いち」が748円。その差342円の安さに負けたと言うのが本音ですが、「赤嘉門」を飲む楽しみは又の機会にして、今回は「プレミアム芋いち」にしました。本格焼酎「薩摩の風 赤」と焼酎甲類乙類混合「プレミアム芋いち」の味の差を見極めたくて。
さて「プレミアム芋いち」を飲んだ結果ですが、いやいや中々芋芋しい。結構飲める。確かに「薩摩の風 赤」程の芋芋しさには劣りますし、黒蜜の雑味は感じます。一体感では劣りますが、十分美味しい。約100円安の「芋いち 20度」と較べられないほど美味しい。流石はプレミアム。これは美味しい。
何も足さない味では確かに「薩摩の風 赤」に劣ると思いますが、4倍前後の価格差は感じません。「薩摩の風 赤」が720mlで1500円であるなら、同量で1100円以上の味は十分ある。そしてサイダーとピンクグレープフルーツで割ると断然こっちの方が美味しい。これは買いだと思います。
菊川はいいメーカーですね。本当に業務スーパーの傘下に入ったのが気の毒です。ここまで美味しいのに。
また買うよ。今度は「赤嘉門」を買うよ。めげずに頑張ってね、菊川。
ではでは。