夢グループ「夢メガネ型拡大鏡」のCMも、やっぱり怪しいぞ。その1

最初に断って置きます。ここのカテゴリーはCM評論です。商品の品質で物申したりしません。あくまでもCMへの評論ですのでお間違いなく。

さて早速で恐縮です。私、夢グループのCMに嵌っています。これまでのCMには無い突っ込みどころ満載のCM。斬新です。逆転の発想と言うか、この手があったかと思っちゃいました。驚きました。ファンになっちゃいました。

社長は本当はクリエイターなのでしょう。じゃないと往年の大スターを仕切る芸能プロダクションと、通販会社の二束の草鞋は履けません。凄い人です。

そして夢グループ通販部門で今、一番力を入れているのは「夢メガネ型拡大鏡」ではないかと推測します。今回、チョッとリニューアルしたCMで社長も勝負に出て来た感じがビンビンしますので。社長の髪型も若々しくリニューアルされていますので。

今回のCMで社長は、「夢メガネ型拡大鏡を本当は1万円で売りたかった」と発言しています。これは豪華なCMをバンバン流しているハズキルーペに対抗心メラメラだからだと思えます。

ハズキルーペの価格は1万円前後。打倒ハズキルーペに社長は燃えている。｢品質はハズキルーペに負けてない」と言いたいのだと思います。其の意気や良しです。

でもお客様の事を考えて2980円にした。いやいや、もう一つお付けして2980円と言った瞬間、また例の天の声が「安い、欲しくなっちゃうよ」と合いの手を入れる。

うーん、これは見ていて恥ずかしい。この恥ずかしさが何とも言えん。こっちの顔が赤くなる。これが夢グループCMの醍醐味だ。

でも、いくら何でも1万円で売ろうとした商品を2つで2980円に下げたら、流石に1万円発言が白々しく感じちゃう。そんな売り込みしなければ良いのに。見ていて商品の品質を疑っちゃいます。なんだかなぁー。

ハズキルーペの方は有名俳優を何人も使い、バンバンCMを流している。そして日本製。お金をかけて売っている。それを逆手に取ってCMした方が断然良いと思う。

例えば、「本当はうちの小林旭にCMさせて売り込もうと思いましたが、私はお客様に出来るだけお安くお売りしたいのです。CMにお金を出来るだけかけず、良い商品を出来るだけお安くお客様にお届けしたい。だからお金がかからない私がCMしているのです」と言えば、「さすが社長」とお客様方も納得されるでしょう。

更にハスキルーペに対する品質の差を払拭できる。暗に「CMに金をかけ過ぎているからハズキルーペは高いのだ」とお客さんにアピール出来る。一石二鳥。こうCMすればもっと売れると思います。私ならそうCMするなぁー。

私、これでも年寄向けの雑誌で記事広告を書いていた事があるのですが、ぶっちゃけて簡単な理由で分かり易く説明する。これが年寄には一番効果があると思いますよ。

現に私、編集長の書いた記事広告よりも4倍に売上をアップさせた事が有ります。実証済みです。

年寄に専門用語を並べて説明してもダメ。分かり易い例えで話す。ぶっちゃけて本音で話す。

正直が一番。正直が良いですよ、本当に(場合に寄るけど)。


続く。