諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

やはり由豆佐売神社には瀬織津姫が祀られていた。その2

2019年08月28日 09時28分36秒 | 瀬織津姫
続きです。

その畏怖すべき湯津佐姫、そして利府・岩切に鎮座する二社の伊豆佐比売神社のルーツはどこにあるのか。

答は山形県です。「語られぬ 湯殿に濡らす 袂かな」。会津から山形に上り、先ずはその神を祀る神社へ参拝へ。

神職は誰もいませんでした。社も荒れ果てていた。有名な神社なのに。

比較的近代的な建物も側にあったが無人。廃れているのか。近くに住宅も無いから管理も難しいのだろうなぁー。

山腹にもその神を祀る社があるのですが、今の穢れて重い私がその社まで登るのは無理。穢れ(体重)を落としてからにしよう。下手したら命を落とす。

実はその前日、西会津の大山祇神社にも参拝したのですが、更に山頂にある2社の社は諦めました。流石に山道を4キロも歩くのは無理。更にそこから700m登る山頂の社は、崖同然の場所にあるらしい。無理だ。危険を感じる。

私は神を殺した血筋になる。心身とも今のレベルでは駄目だと思う。無理はするべきではない。

そして月山を通り、今回の禊旅の最大の目的地である由豆佐売神社へ。

同社が鎮座する地は鶴岡市湯田川温泉。「湯田川」。温泉と灌漑の女神・伊豆佐比売こと三島溝咋姫を祀るにピッタリの地。

クルマを駐車するスペースを探す。アイドリングしたままのリッターカーが道端に止まっている。その近くの池の側にアリオンを止める。この池は人工的に造られたと言うか、まるで公園の池みたいだ。

リッターカーのドライバーは、由豆佐売神社の隣の長福寺の住職とお話していた。お金がかかってそうな立派なお寺だ。二人は珍しそうに私を見ている。私はそのまま隣の由豆佐売神社の鳥居の前に立つ。

石段は急勾配で長い。否、それでも先日参拝した福島県金山町・沼沢湖の沼御前神社の石段に比べれば大分マシか。

沼御前神社の石段は登れても降りられない。崖から落ちる感じ。手すりも付いていないし。これを降りれる人はいないと思う。降りるとしたら後ろ向きになって、這って降りるしかない。

この沼御前神社に祀られている神はその名の通り沼御前。髪の毛の長さが6メートルの大美人。そしてその正体は沼沢湖の湖底に住まわれる大蛇。ゲゲゲの鬼太郎にも出て来る妖怪でもある。

この沼御前も瀬織津姫をモデルとされていると想われる。機会があったらその話も何れ語りたいと思う。

由豆佐売神社に戻る。

日の高い時間帯に訪れたが、木々が生い茂っていて暗い。木の葉が絨毯状になっている。手入れが行き届いていない。っと言う事は神職が在住していないのか。

ここで映画「たそがれ清兵衛」を撮られたと聞いていたが、かなり廃れた感じがする。

先に参拝した神社もそうだったが、お湯の神は人を拒むのか。やはり怖い感じがする。

でも、それは予想していた。この由豆佐売神社から遠く離れた宮城県の利府、岩切に分霊されて建立されたのが、怖い思いをした伊豆佐比売神社なのだから。


続く。


コメント (6)
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