諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

高良玉垂命はその名の通り神功皇后だと思うのだが・・・・・。その9

2021年07月03日 16時45分00秒 | 神道
続きです。総括します。

まだ疑問があります。海幸彦、山幸彦は瓊瓊杵尊と木花咲耶姫との子とされます。

この二神は出会って直ぐに妊娠した。瓊瓊杵尊は本当に自分の子か。国津神の子ではないかと疑う。それに怒った木花咲耶姫は小屋に火を付けて、「尊い天津神の子であるなら、無事に産まれて来る」と叫び、無事三つ子を産む。その二人が海幸彦と山幸彦です。

この話ですが、木花咲耶姫が国津神と不倫していないと言う証明は出来てないですよね。国津神の子だったら産まれて来ないなんて言えませんし。

これは天皇家は国津神の可能性がある・・・・っとは思いませんが、もしもの時の保険なのかもしれません。天津神が侵略者として迫害される時の為の言い訳と言いますか・・・・・。

それは兎も角、海幸彦は海人。山幸彦は山人。共に国津神の特徴を持っている。

そして大綿津見神は海神。その海神が何故に海幸彦の敵に回るのだろうか。腑に落ちない。海人対海人の戦いがあったと言うのか。そのキーポイントを握るのは多分、玉依姫になるのだろう。

話しを変えます。山幸彦が高良玉垂命と言う点も腑に落ちない。「玉垂」が「子供を養育」と言う意味であれば、山幸彦は自分の子供を養育したのだろうか。

人間と言う生物は本来、女系家族です。特に日本は平安時代までそうでした。

女性は大切に子供育てる。͡͡娘の養育が終われば孫の養育に回る。だから妊娠期間が短い。時には男として働かなくてはなららない。「玉垂」の意味が養育であるなら、やはり女性でなければならないと思います。

妻の豊玉姫は出産して直ぐ、子供を残して海に帰った。子供を養育しなかった。代わりに遣って来たのは妹の玉依姫。

玉依姫は甥のウカヤフキアエズを育て上げ、そのままウカヤフキアエズと結婚している。神々の結婚と言える聖婚である。高良玉垂命の名は玉依姫が最も相応しいのではないか。

ここで玉依姫の別名・三島溝咋姫で考えて見ます。

前記した通り高良大社では、市恵比須神社が末社として存在する。恵比須神を夫婦で祀っている。つまり事代主と三島溝咋姫が祀られている。

ここで忘れてはいけないのは三島は大山津見神の地である事。

三島溝咋姫は大山津見神の孫。玉依姫は大綿津見神の娘。三島溝咋姫が玉依姫であるならば、大山津見神と大綿津見神はやはり同神、同系の神と言える。これは私、以前から言ってますよね。

そして三島溝咋姫は灌漑の神。高良大社の末社には水分神社も鎮座している。水を分ける。つまり灌漑。

高良大社は玉依姫を祀ってはいないが、三島溝咋姫、つまり玉依姫を重要視している。何らかの隠す理由があるのだと思います。


続く。





コメント (4)
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