諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

自分の墓をどうするか考えている。浄土宗のままで良いのか悩んでいる。その1

2022年03月07日 13時46分48秒 | 人生
あっー、厄介だ。自分が死んでからの事も考えねばならんなんて、本当に厄介だ。あっー嫌だ。

あっー、どうしよう。自分の墓をどうしよう。あっー、困った、困った。

私の父は仙台で墓地を買い求めた。仙台では珍しい浄土宗のお寺のお墓だ。でも私は父親と一緒の墓になんて入りたくないのである。

それと本来、仏教の教えでは独身のまま子孫を残さなかった男は、親の墓には一緒には入れないらしい。同じお寺の別の場所に墓を建てるのが仕来たりだとか。

まっ、今はそこまで厳しくは守っていないのだろうけど、私は親と一緒の墓だけには入りたくない。死んでからも憎しみ、恨み、怒りを感じで一緒の墓に入るなんて地獄でしかないのである。

しかもである。浄土宗は平家の宗派なのだが、私の家系は平家に恨まれているのである。命を狙われた事もあるのだ。それなのに浄土宗の墓に入って良いものだろうか。

今、NHKの大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が放映されているが、私の家系は源頼朝・義経の父である源義朝を討った長田忠敬の兄・親敬の家系なのである。

当時の源氏と平家は仲が良かった。長田忠敬は桓武平氏良兼流なのだが、娘を源義朝と乳兄弟である鎌田政清に嫁がせていた。

当時の乳兄弟は実の兄弟以上の関係。だから鎌田政清は嫁の実家である知多半島の長田家に匿われていた。主の源義朝と共に。

しかしである。長田忠敬にとっては厄介な話である。匿っているのが知れたら、同じ平家である平清盛に命を狙われる。一族は全滅となる。

諸説あるが長田忠敬と兄の親敬は議論を重ねだ。そして一族のどちらかが生き延びる為に袂を分けた。だから私の家系は今も続いていると言える。

そして長田忠敬は決行した。源義朝が風呂に入っている時に襲った。乳兄弟の鎌田政清は長田忠敬の息子である景敬と一緒に酒を飲んでいたが、義朝の叫びを聞き立ち上がった時に景敬の家臣に討たれる。

この凶行により長田忠敬の娘である鎌田政清の妻は、川に身を投げて自害している。

源義朝、鎌田政清一行を討った長田忠敬はその首を持って平清盛の元に。

平清盛は恩賞として長田忠敬に壱岐守を命じる。

長田忠敬は怒った。源氏の統領である源義朝を討ったのである。その為に婿の鎌田政清も討った。そのせいで娘は自害した。平家の為にこれほどの犠牲を払い忠義を示したのに、恩賞は離れ小島の壱岐守。これは納得出来ない。

長田忠敬は「娘や娘婿の命を犠牲にして源氏の統領を討ったのに恩賞は壱岐守だけとは。本来は美濃・尾張の領地に匹敵する武功を上げたのに」と恨み言を言う。

それに激怒したのが平清盛の長男である平重盛。長田忠敬を脅した。「殺してやるぞ、武士にあるまじき卑怯な手立てで義朝を討ったくせに」と罵った。長田忠敬は命の危険を感じ引き下がるしかなかった。


つづく。








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