続きです。
千〇と言う男は誰からも嫌われていました。胃が悪いとかでゲップばかりしていた。頭もフケが目立つ。学生服も汚れていた。
それ以上に性格が悪い。人を蔑んだり馬鹿にする言葉ばかり吐く。そして話が下手。何を言っているか分からない。回りくどい。話するのもめんどくさい。誰もが避けていました。何時も独りでした。
そして或る時、不良グループの一人と千〇が喧嘩。一回り以上大きい不良を千〇が倒した。それから更に威張る感じになった。
私の中学・高校時代は学級崩壊が当たり前でした。そこらへんで殴り合いの喧嘩が発生していた。
先生も見て見ぬふり。私立の教師ですから一企業のサラリーマンなんですよ。教育者だなんてお世辞にも言えませんよ。
第一、私、教師が見守る中で喧嘩をしています。相手が腕時計をメリケンサックみたいに拳に付けようとしたところを殴り倒したのですが、教師は全然注意なんてしません。
どっかの甲子園に頻繁に出場している地元の私立高校なんて、根性焼をされ虐められていた生徒の方を退学にしています。学校の評判を守る為です。
私も以前、店舗で商売していた時、これまた違う甲子園常連私立高校の学生に何度も万引きをされました。
それでその高校に電話したのですが、その高校の副学長に「万引きするような学生は何れ退学するから注意しても仕方が無い」的な事を言いました。注意出来ないと言うのです。何度も万引きを捕まえて警察に引き渡しているのにです。
「それなら私の店は万引きされても仕方が無いと言うのですか。どう言う教育しているのですか」と言ったら、副学長は逆切れ。
「そう言う事なら私、今から貴方を殴りに行きます。地元の新聞社やテレビ局に電話してから行きます。貴方を殴る所を報道して貰います。私が警察に捕まったとしても万引きされる苦しみよりはマシですから」と言ったら、この副学長も怯え切って私に謝りました。
これも総会屋系の経済誌に勤務していた時の知恵です。次の日から私の店の前にその高校の教師が暫く門番の様に立っていました。それで万引きが無くなりました。
これが仙台の私立高校の実態です。教育の現場ではない。単なる学校経営の社員。めんどくさいのは無かったことにする。それが仙台の教育現場です。だから生徒の自殺が全国トップになったりするのです。
話はチョット外れましたが、虐められる奴は退学していきます。実は私も不良のリーダー格の二人と喧嘩をしてどちらにも勝った。その一人は劣等生の私に負けた事で恥ずかしくなったのか不登校となり退学しています。
こう言った話は生徒だけに限らない。教師同士でも虐めが頻繁に起きていた。
自習時間に礼拝堂で寝ていたら、牧師でもある副校長が学級崩壊を起こしている黒セル眼鏡をかけた蝋人形な顔をしている公民の教師をヤクザ口調で恫喝していました。
警視庁に勤めた同級生の話では体操の若い教師の手の甲に柔道6段の柔道教師がタバコの火を押し付けた。熱いっと叫ぶ体操教師に向かって「お前でも熱いか」っと言って、他の体育教師たちと一緒に笑っていたそうです。
そう言うのを見ているから私、キリスト教が嫌いなのです。
イエスキリストは「右の頬を打たれたら、左の頬を出せ」とか言ったらしいですが、そんな戯言、腐ったキリスト教学校では通用しません。
目には目を、歯には歯を。暴力には暴力じゃないと学校には通えません。キリスト教なんて全然通用しない。牧師の副校長だってヤクザ同然だったのですから。
続く。