先日、またまた結婚相談所から電話があった。
前回とは違う相談所だった。割と若そうな女性の声だった。「65歳までの独身の方はいませんか」と声をかけてきた。
「私が独身ですか」と返答する。
「おいくつなのですか。結婚したい意志はありませんか」と決まり文句を聞いて来た。余計なお世話だ。
私は「58才です。もう適齢期は30年前に過ぎてしまったので、結婚する気はないです」と。
「そんなことないですよ、この前なんか65歳の方も結婚したのですよ」と共通の殺し文句を言ってきた。
私は「高齢同士の結婚となると別れる可能性が高いでしょ」と、こっちも殺し文句で返答した。
相手は「若い人の方が離婚するもんですよ」と弁解した。
それはどうかな。私の従兄弟は共に10代で結婚して子宝にも恵まれ、幸せに暮らしている。
「子はかすがい」と言うけど、子供がいるから夫婦関係が成り立つものである。責任感が備わっているのなら、結婚は若い時にすべきだと思う。
その旨を伝えたら、相手の女性は無口になった。
続けて私は畳み込む。「ある程度の年齢になると女性は好き嫌いよりも条件で相手を選ぶでしょ。もし私に何も財産がなかったら、私を選ぶ女性っていますか」と。
男なら、少なくても私なら相手女性の財産なんて全然気にしないが、女性は高齢になると「男=お金」、「男=若さ」となるんだよね。その現実を知っちゃうと結婚なんて怖くて出来ませんよと答えた。
結婚するカップルの3組に1組は離婚する。再婚するのは倍以上の確率で女性。男は結婚に幻滅して再婚する気力が失せる。
35歳男の今後結婚する確率は5%。これが現実。否、本能なのだと思う。男の35歳は完全に適齢期を過ぎている。
そこで先日交通事故で亡くなった仲本工事を思い出した。
仲本の最初の嫁は2歳年上。ハワイアン歌手だったが仲本のノミ行為で捕まった時、体調が悪化して亡くなったそうだ。仲本も自責の念があったとか。
二番目の妻は連れ子のいる24歳年下の女性。前妻の死後10年で再婚。この女性との間には子供もできたが、結婚生活は13年でピリオドを打った。仲本は2番目の妻に財産の殆どをくれてやったらしい。
三番目の妻は歌手の三代純歌。現在54歳。仲本は81歳だから26~27歳差か。
三番目の妻は歌手の三代純歌。現在54歳。仲本は81歳だから26~27歳差か。
私が58歳だから86歳の女性と結婚したと言う事か。私の母親より年上じゃんか。そんなのありえんだろ。
加藤茶の嫁は45歳年下。それと張り合ったのかなぁー。
無理だよ。結婚のベスト年齢は男よりも女性が7歳から15歳年下が良いと言われている。それ以上年の差があると難しいだろうねぇー。加藤茶が極めて稀なケースなんだよ。
気が付いたんだろうね、愛で結ばれていなかったことに。相手には浮気の噂もあったみたいだ。仲本のネームバリューが目的の結婚だったのでは。
そして純歌が暮らしの為に商売に力を入れていた。仲本には金も若さもない。立場がない。結婚に無理していたんだと思う。部屋も店上の安い賃貸でゴミ猫屋敷になっていたそうだし。
「事故死の半分は自殺」と心療カウンセラーは語っていたが、確かにあの交通事故は半分自殺の様に思える。
そして葬儀で嫁の純歌の男友達と一緒に自分の亡骸の写真を撮られる。
面白がって撮られていたら、最低の死に方だと思う。加藤茶が怒るのも分かる。あんな行為されるのであれば、東尋坊へでも飛び込んだ方がマシじゃないか。
仲本工事を最後に見たのは、テレビドラマの「ひとりキャンプで食って寝る」だった。主人公り三浦貴大が登山キャンプで仲本と知り合い、仲本の荷物を担いで登山した。仲本は亡き妻との登山を懐かしんでいた。良い演技だった。
仲本クラスなら財産はあった筈だ。しかし、男気を見せて2番目の妻に財産の大半を渡した。それで辛い人生になったのだろうなぁー。
うーん、やっぱりね、一般的には年の差は考えるべきだな。そして結婚する年齢も。
やっぱり結婚はかなり遅いと思うが35歳までだと思う。勿論、例外はある。相があれば続くだろうが、愛であるなら冷めてしまう。
やっぱり、無理なのだろうな。永遠の愛と言うものは。
ではでは。