諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

全ては狐のせいにして生きていた時代。その1

2023年06月22日 14時32分32秒 | 神道
今、「仮面ライダー・ギーツ」が絶賛放送中です。狐がモチーフの仮面ライダーです。

最近の仮面ライダーは玩具の販売に注力しているもんで、変身ベルト等のアイテムはプラスチッキーでチープです。実物をそのまま販売する為です。質感が落ちて子供だましです。

ライダーもプラスチッキーで安っぽい玩具に見えます。変な飾りだらけのデザインで、59歳の私から見たらドン引きです。

昔の仮面ライダーはシンプル。シンブルだからカッコいい。其れなのに今の仮面ライダーはこってこて。観ていてドン引き。大人には耐えられない。それで最近の仮面ライターシリーズは観てませんでした。

今回の仮面ライダーギーツも同様にプラスチッキー。ギーツには赤いバージョンもありますし、サブライダーには緑色した狸がモチーフのライダーもいる。

「赤い狐と緑の狸かよ、カップうどんとそばかよ、ふざけるんじゃないよ」と想っちゃいました。観る気にはなれませんでした。

でも主役のギーツを演じる簡秀吉は久々にスター性が感じられる。確か20歳だと思いましたが、59歳の私より年上に感じる。才能がある。

ルックスが自殺した三浦春馬に似ているからかも知れませんが、興味をもって最初から観ています。

この仮面ライダーギーツのストーリーは「2000年前、ギーツである浮世英寿の母親が創世の女神に選ばれて消えた。その母親を求めて2000年間転生を繰り返し探し続けてきた。戦い続けてきた。その記憶も残っている」と言う感じです。

このストーリーで合点がいったのですが、ギーツが赤い狐型のロボット??に変身した時、「ギィーッ??」と鳴くのです。

この鳴き声ですが狐の子別れの鳴き声です。成長した狐は巣から母親の狐に追い出されるのです。その時、子狐が悲しそうに鳴くのです。

その声は人間の赤ん坊が泣く声と似ているらしいですが、仮面ライダーギーツのストーリーは母親との別れがテーマの様です。中々深いストーリーです。

さて、何時もながら前置きが長くなりました。狐について話します。

以前にも話しましたが狐が人を騙すと言われる理由の一つに、長くて大きな尻尾が挙げられます。その尻尾に静電気を蓄えてスタンガンよろしく小動物を感電させて捕食する。その電力は人間も失神させる可能性があるそうです。

つまり狐に接した人間が感電して失神した。それが狐が人を騙すと言う物理的な理由です。

しかも狐は静電気を身体に蓄えているから、湿気があって薄暗くなると放電して光って見える。それが狐火です。

電気を知らない時代の人は狐に神秘性を感じたのも無理はないです。神の使いに見えます。

その上、狐の子別れの時、親狐に虐められ巣から追い出される子狐は赤ん坊の様な悲しい声を上げる。その鳴き声にも神秘性を感じた。

昔は農民が多かった。農民にとって鼠は害獣。その鼠を食べる狐や蛇は神の使いとして信仰された。だから田の神は蛇神で狐はお稲荷様の眷属だと考えられたのだと言えます。


続く。
コメント (1)
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