平成29年11月2日
津山・新野小で広戸風の防災授業 児童が仕組みや前兆を学ぶ
津山市西中の新野小学校で30日、日本三大局地風の一つ「広戸風」について学ぶ特別授業が開かれ、5、6年生約40人が参加した。
勝北公民館(同市新野東)の上高進前館長(66)が講師を務めた。上高さんは同市勝北地区、奈義町、勝央町の一部に吹き下ろす局地風が広戸風と呼ばれ、台風が四国沖を通過する際に起きやすいと説明。前兆として那岐山に連なる山々の頂で見られる巨大雲「風枕」についても写真で紹介し解説した。広戸風を取り上げたテレビ映像も視聴し、児童は理解を深めた。
5年男子(11)は「なぜ広戸風が吹くのかよく分かった。風枕が見えたら家でじっとしていようと思う」と話していた。
10月22日に県内に接近し、各地に被害をもたらした台風21号では、広戸風が吹き、津山市勝北支所の風速計が最大瞬間風速51・5メートルを観測、奈義町でも2008年の統計開始以来最大の46・7メートルを記録した。
特別授業は防災教育の一環として行われ、11月には勝加茂小(同市中村)でも実施する。
津山・新野小で広戸風の防災授業 児童が仕組みや前兆を学ぶ
津山市西中の新野小学校で30日、日本三大局地風の一つ「広戸風」について学ぶ特別授業が開かれ、5、6年生約40人が参加した。
勝北公民館(同市新野東)の上高進前館長(66)が講師を務めた。上高さんは同市勝北地区、奈義町、勝央町の一部に吹き下ろす局地風が広戸風と呼ばれ、台風が四国沖を通過する際に起きやすいと説明。前兆として那岐山に連なる山々の頂で見られる巨大雲「風枕」についても写真で紹介し解説した。広戸風を取り上げたテレビ映像も視聴し、児童は理解を深めた。
5年男子(11)は「なぜ広戸風が吹くのかよく分かった。風枕が見えたら家でじっとしていようと思う」と話していた。
10月22日に県内に接近し、各地に被害をもたらした台風21号では、広戸風が吹き、津山市勝北支所の風速計が最大瞬間風速51・5メートルを観測、奈義町でも2008年の統計開始以来最大の46・7メートルを記録した。
特別授業は防災教育の一環として行われ、11月には勝加茂小(同市中村)でも実施する。