令和4年11月26日
岡山イノベーションコンテスト2022
ファイナルステージ
オンラインで視聴する。
高さを自由に仕切れる天井がグランプリを獲得
株式会社マクライフ
牛垣 希彩さん
おめでとうございます。
(1596) 岡山イノベーションコンテスト2022 - YouTube
革新的なビジネスプランや実践例を競う「岡山イノベーションコンテスト2022」
(中国銀行、山陽新聞社、サンマルク財団主催)の最終審査が岡山シンフォニーホールで開かれた。
グランプリには、天井材をガラス繊維シートの膜に置き換える工法を開発した
マクライフ(津山市下野田)の牛垣希彩(まい)さんが輝いた。
同社は、東日本大震災で相次いだ天井崩落事故を受けて開発に着手。
壁に金属部材を設置し、シートを引っ張り上げるため、金具でつり下げる石こうボードなど一般的な天井材に比べて軽く、
地震などによる落下リスクを軽減できるという。
既に県内の公共施設にも採用されており、牛垣さんは「命を守るだけでなく、高さも色も自在で空間の演出力も高い。
膜天井で世界を変えたい」と述べた。
グランプリは、
高校生、大学・専門学校生、社会人対象のビジネスプラン(創業前)、ビジネス(創業後)の4部門の各大賞から選出。
他の大賞は、
▽おかやま山陽高
岡山県里庄町で特産化が進むマコモタケの畜産飼料化
▽岡山大大学院生の宮本あゆはさん
交流サイト(SNS)を活用したファッションコーディネートの提案システム
▽岡山大学術研究院医歯薬学域の高橋賢さん
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った薬の開発―が選ばれた。
2次審査を通過した16人・団体が3分の持ち時間でプレゼンテーションし、
長谷川博和・早稲田大ビジネススクール教授らが独自性や地域貢献度などを審査した。
賞金はグランプリ100万円、大賞50万円(高校生は20万円)で、
大学生以上には国内で行うスタートアップ研修旅行も贈られる。
表彰式では加藤貞則・中国銀行頭取、松田正己・山陽新聞社社長らがプレゼンターを務めた。
コンテストは、起業家の発掘・育成を目指す「岡山イノベーションプロジェクト」の一環で、
2017年から開催されており、6回目。今年は102件の応募があった。
他の受賞者は次の皆さん。
▽サンマルク賞
一般社団法人コノヒトカン(倉敷市)の三好千尋さん
▽MASC賞
岡山大4年の脇田康之亮さん
▽審査員特別賞
真庭市地域おこし協力隊の高橋智世さん
津山朝日新聞(2022.12.15)