安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

津山市議会7月臨時議会

2020年07月08日 | 議会報告
令和2年7月8日

津山市議会7月臨時議会が開会(1日限り)

国の第2号補正予算の成立を受けて、津山市の第3次補正予算(案)を審議し、採択する。

10:00から 全員協議会
11:00から 本会議

上程議案2件について議案質疑を行った後、採決の結果、賛成多数で可決成立しました。
 議案第14号 令和2年度津山市一般会計補正予算(第3次)
 議案第15号 令和2年度津山市水道事業会計補正予算(第1次)

補正予算(第3次)は、国の補正予算(第2号)への対応として、国の施策により事務執行が必要となる事業、
国の補助制度を活用する事業のほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てて行う本市独自
事業を中心に編成した内容です。
一般会計の補正予算額は11億8,045万8千円の増額となり、補正後の予算額は、589億6,533万6千円となります。
また、事業会計では、水道事業会計において、所要の補正を行っております。

会派「未来」は髙橋寿治議員が代表として、トップバッターで個人質問に立ちました。


質問の内容は、津山市議会録画配信しています。

質問には8名の議員が質問に立ちました。
1髙橋寿治議員、2 金田稔久議員、3 河村美典議員
4 美見みち子議員、5 三浦ひらく議員、6 河本英敏議員
7中村聖二郎議員、8 秋久憲司議員

発言通告書は、津山市議会ホームページに掲載しております。

質問、答弁を聴取した後採決しました。
 賛成26人 反対1 賛成多数で可決成立しました。



この臨時議会は、前夜からの大雨警報発令により、関係部長は災害警戒本部に詰めており、次長が代理出席し答弁を行いました。

今後について
 5月15日臨時議会、6月1日開会の6月定例議会、7月7日臨時議会で可決した予算の執行が行われます。
 一部予算はすでに執行されているもののありますが、津山市独自事業を始め、岡山県、国の新型コロナウイルス感染症対策事業はこれからです。
 直接市民の皆様に関係する事業も多数あります。
 執行部へは、的確・公正に情報提供するように進言していますが、皆様も情報を的確に把握して、生活の一助としていただきたと考えます。
 

 
 











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7月6日・7日と連夜の津山市災害警戒本部を設置。

2020年07月08日 | 気象情報
7月8日 6:00
7月6日・7日と連夜の津山市災害警戒本部を設置。
7月8日 5:35 大雨警報 解除
     5:45 警戒本部 解散

連日の災害警戒に当たられて関係者の皆様、お疲れ様でした。
ありがとうございます。

経過
7月8日 警戒本部開催(LINE)

7月8日 5時35分(防災メール)
津山市に発表されていた大雨警報(土砂災害)は、解除されました。
引き続き、今後の気象状況等に注意してください。

7月7日21時55分、津山市災害警戒本部を設置しました。
被害の発生や兆候を発見したら、下記へ連絡してください。
なお、不要不急な外出は控えてください。
津山市災害警戒本部(電話)0868-23-2130
・加茂地域(電話)0868-32-7032
・阿波地域(電話)0868-32-7042
・勝北地域(電話)0868-32-7021
・久米地域(電話)0868-32-7011

【大雨警報】21:45
津山市に、大雨警報が発表されました。
今後の気象情報に注意してください。
J-ALERT自動配信情報 【配信元】津山市危機管理室

令和2年7月7日17時00分 岡山地方気象台発表
(見出し)
岡山県では、8日未明から朝にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。

(本文)
 東シナ海から対馬海峡を通り東北地方にのびる梅雨前線が、8日にかけて停滞する見込みです。
 前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
 8日未明から朝にかけては、局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。
 岡山県では、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。
 また、大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。
 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
<雨の実況>
 降り始め(5日18時00分)から7日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   鏡野町富 124.5ミリ
     新見 102.0ミリ
  新見市千屋 100.0ミリ
     奈義  96.5ミリ
<雨の予想>
7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 15ミリ
 北部 15ミリ
8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 40ミリ
 北部 40ミリ
7日18時から8日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 100ミリ
 北部 120ミリ
<防災事項>
 土砂災害、浸水害、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷
 今後、発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。

勝北地域の降雨量(101mm)
 7月6日 0:50に降り始めた雨は、7月8日5:10に止みました。
 総降雨量は101mm

ため池の貯水量
 蓬莱池、羽出池とも7月7日19:00時点で満水となって、余水吐から越流を確認する。


蓬莱池と羽出池の位置関係



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岡山県北(津山)地域に出ている、大雨警報

2020年07月07日 | 気象情報
令和2年7月7日 10:30 現在

岡山県北(津山)地域に出ている、大雨警報
 おかやま防災ポータルを確認してください。
 気象情報(上段メニューバー) ⇒ 降雨予報(左メニューバー)

7月7日
10時17分、津山市に発表されていた大雨警報(土砂災害)は、解除されました。
引き続き、今後の気象状況等に注意してください。



 7月7日 4:00の降雨予報(強い雨となる)
 

 7月7日 7:50の降雨予報(ピーク)
 

 7月7日 9:50の降雨予報(小降りになる)
 

山沿いでは累計降雨量が100mmを超えています。河川等危険な場所には近寄らないこと。

羽出池、蓬莱池の貯水量(7.7 7:30)
 


関連ブログ
 津山市の災害警戒本部の設置(7月6日 18:50)

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津山市議会7月臨時議会が開会

2020年07月07日 | 議会報告
令和2年7月7日 

津山市議会7月臨時議会が開会します。
 会期は7月7日 1日限り
  10:00から全員協議会
  11:00から本会議



議案:津山市第3次補正予算について
   総額:11億8046万円の補正額
   詳細は、津山市ホームページをご覧ください。

 会派「未来」では代表して髙橋 寿治(たかはし としはる)議員が質問に立ちます。
 議案説明会以降、LINE、メール等で連絡調整した内容で質問します。

 発言通告は8名の議員から出ていることなので、内容によっては18時を超えるかも。
 発言内容が判っていません。










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津山市の災害警戒本部の設置

2020年07月06日 | 災害
令和2年7月6日 

津山市の災害警戒本部の設置を受けて、岡山県北の予報降雨量を確認する。
6日の夜は断続的な降雨がありますが、7日の8:00に強い降雨の予報が出ています。
津山市が発信する情報に留意してください。

気象庁の降雨予報(20:00現在)


18時50分、津山市災害警戒本部を設置しました。
被害の発生や兆候を発見したら、下記へ連絡してください。
なお、不要不急な外出は控えてください。

津山市災害警戒本部(電話)0868-23-2130
・加茂地域(電話)0868-32-7032
・阿波地域(電話)0868-32-7042
・勝北地域(電話)0868-32-7021
・久米地域(電話)0868-32-7011

18:30 【大雨警報】
津山市に、大雨警報が発表されました。
今後の気象情報に注意してください。

18:10~
 地元の蓬莱池、羽出池の様子を確認
 共に余水吐けからの越流水は無し
 今後の降雨量によっては、満水になることが予測される。
 特に山沿いで、多量の降雨があるとの予報です。



17:56
つやま災害情報メール(注意喚起:梅雨前線に伴う大雨)を受信
岡山地方気象台より気象情報が発表されましたので、お伝えいたします。
大雨に関する岡山県気象情報 第4号

令和2年7月6日16時37分 岡山地方気象台発表
(見出し)
岡山県では、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、8日にかけて大雨となる見込みです。
土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。
また、6日夜遅くまでに大雨警報に切り替える可能性があります。

(本文)
 西日本から東日本に停滞する梅雨前線は、8日頃にかけて本州付近に停滞する見込みです。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
 このため、岡山県では局地的に雷を伴って6日夜遅くから7日朝にかけて激しい雨が降り、8日にかけて大雨となる見込みです。
また、6日夜遅くまでに大雨警報に切り替える可能性があります。
 土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。
また、落雷や突風にも注意が必要です。

<雨の実況>
 降り始め(5日18時00分)から6日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
    鏡野町富 70.5ミリ
      新見 70.5ミリ
  真庭市下呰部 63.5ミリ
      奈義 61.0ミリ

<雨の予想>
6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 25ミリ
 北部 30ミリ
7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 25ミリ
 北部 30ミリ
6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 100ミリ
 北部 120ミリ
6日18時から8日18時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 200から250ミリ
 北部 200から250ミリ

<防災事項>
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風
 今後、気象台の発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。

14:59
津山市危機管理室から、香々美ダムの放流情報です。
 香々美ダムでは、7月6日15時00分から洪水調整のため、放流を始めます。

12:46
津山市危機管理室から、黒木ダムの放流情報です。
 黒木ダムでは、7月6日12時00分現在、毎秒9.19立方メートルの放流を行っています。
 13時00分から放流量を増やし、毎秒12.19立方メートルの放流を行います。
 また、今後のダムへの流入量によっては、最大で毎秒30立方メートルになる可能性があります。
 ダム下流河川での水位上昇にご注意ください。








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「ふらっとカフェ倫輪」の紹介

2020年07月06日 | 福祉
令和2年7月6日 津山朝日新聞

津山市西中にオープンした「ふらっとカフェ倫輪」が津山朝日新聞に紹介されました。
 芦田昭雄宅の吊屋と母屋の一部を開放した、ふらっとカフェです。
 第1・第3水曜日及び第2・第4日曜日の午後1:30~5時までオープンしています。

 近くに来られた場合は、ふらっとお立ち寄りください。



関連ブログ
 「ふらっとカフェ 倫輪」がオープン(6月14日) 




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政府は地方創生の基本方針原案を明らかになる

2020年07月06日 | 政治
令和2年7月3日 i-Jamp

政府は地方創生の基本方針原案を明らかにした。
「リモートワークを後押し」

政府が地方創生に向けた取り組みの方向性をまとめた「まち・ひと・しごと創生基本方針2020」の原案が明らかになった。
新型コロナウイルスの感染拡大により移住への関心が高まっていることを踏まえ、地方へのサテライトオフィス開設やリモートワーク(職場以外での勤務)を後押しし、東京一極集中の是正を目指す。
政府は今後、有識者らによる議論を経て基本方針を閣議決定する予定。

 原案では、新型コロナが地域経済に甚大な影響を及ぼす一方、感染拡大に伴ってテレワークが広がったことを契機に、
地方移住や副業、ワーク・ライフ・バランスの充実に対する関心が強まっていると指摘。
「時代の変化を捉えた新しい地方創生の実現に向けた取り組みを加速化していくことが必要だ」と強調した。



 具体的には、地方への移住・定着推進へサテライトオフィスを誘致する地域を支援。
リモートワークといった働き方を通じ、東京の大企業に勤める従業員らの地方移住の機運を高めるため、経済界などとの連携を深める。
地域おこし協力隊制度の強化も検討する。
 若者の地方定着では、地方大学の魅力を向上させる「改革パッケージ」の策定も明記。
地域のニーズを踏まえた人材育成に関する自治体や産業界との連携体制づくりや、オンライン教育を活用した国内外の大学などとの協力を模索する。
東京圏の大学のサテライトキャンパス設置を進めるため、自治体と大学の連携強化にも取り組む。
 このほか、深刻化する人口減少対策として、結婚や出産がしやすい環境整備にも力を入れる。
子育て支援の担当以外の部署とも連携し、分野横断的に少子化対策に当たる自治体をモデル事業で支援する。

※「テレワーク」と「リモートワーク」はどう違うのですか?
「リモートワーク」は、「遠隔勤務」つまり、会社から離れた場所で働くケースによく使われています。
一方、「テレワーク」は、国によって「場所や時間を有効に活用する柔軟な働き方」と定義されています。
「テレワーク」は、「リモートワーク」や「在宅勤務」「モバイルワーク」も含む「働き方のコンセプト」である、と捉えるとわかりやすいかな。

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蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」

2020年07月06日 | 災害
令和2年7月6日

蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」 
熊本豪雨・球磨川氾濫

熊本県南部の記録的豪雨で1級河川・球磨川が氾濫し、甚大な被害が出ている状況について蒲島郁夫知事は5日、報道陣に「ダムによらない治水を12年間でできなかったことが非常に悔やまれる」と語った。

球磨川水系では1966年から治水など多目的の国営川辺川ダム計画が進められたが、反対する流域市町村の意向をくんだ蒲島知事は2008年9月に計画反対を表明。
国も中止を表明し、09年から国と県、流域市町村でダムに代わる治水策を協議してきたが、抜本策を打ち出せずにいた。
知事との主なやり取りは次の通り。


害対策本部会議の後、2008年の川辺川ダム計画反対表明について取材に応じる蒲島郁夫・熊本県知事=熊本市中央区の熊本県庁で2020年7月5日午後4時52分



――知事は川辺川ダム計画に反対し、ダムによらない治水をすると言ってきたが、ダムを作っておくべきだったという思いは?

 私が2008年にダムを白紙撤回し民主党政権によって正式に決まった。
その後、国、県、流域市町村でダムによらない治水を検討する場を設けてきたが、多額の資金が必要ということもあって12年間でできなかったことが非常に悔やまれる。
そういう意味では球磨川の氾濫を実際に見て大変ショックを受けたが、今は復興を最大限の役割として考えていかないといけないなと。
改めてダムによらない治水を極限まで検討する必要を確信した次第だ。

 ――(ダム計画に反対表明した)政治責任は感じているか?
 (反対表明した)2008年9月11日に全ての状況を把握できていたわけではない。
熊本県の方々、流域市町村の方々は「今はダムによらない治水を目指すべきだ」という決断だったと思う。
私の決断は県民の方々の意向だった。
私の決断の後に出た世論調査の結果は、85%の県民が私の決断を支持すると。
その時の世論、その時の県民の方々の意見を反映したものだと思っているし、それから先も「ダムによらない治水を検討してください」というのが大きな流れだったのではないかと思っている。
ただ、今度の大きな水害によって更にそれを考える機会が与えられたのではないかと思う。
私自身は極限まで、もっと他のダムによらない治水方法はないのかというふうに考えていきたい。

 ――被害が出てから「極限まで追求する」ではなく、どこかの段階で治水策を講じておくべきだったという指摘がある。
この12年間の取り組みは?

 ダムによらない治水をどのようにまとめていくか。
時間的にはたったかもしれないが、方向性としては、とにかく早く逃げることがとても大事で、そういうソフト面を大事にしたこと。
もう一つは(球磨川上流の)市房ダムの利用だ。
市房ダムの目的はダムによってなるべく増水させないこと。

元々、昨日(7月4日)の予定では午前8時半に(緊急)放水する予定だったが、私としてはもっと弾力的に考えようと思っていたし、スタッフにも言った。
スタッフも自動的に放水するのではなく、その後の1時間の状況を見てみようと判断した。
雨がだんだん薄くなっていたのでもう少し待った方がいいと午前9時半まで待ったところ、雨が弱くなった。その段階で放水はやめると。
後のデータで見ると最も川が増水したのが午前8時半。あの時にダムの水を全て放水していたら、今回の洪水以上の大きな災害になったと思う。
そういう意味では事前放流していたことと事前放流によって多くの水をためられたこと、そして自動的に放水しなかった弾力的な運用が大きかった。
それも我々の治水対策の一つだった。
これからも今決められている治水対策も皆で合意した分はやっていく。
これをダムができるまで何もしないというのは最悪だと思う。
私はそういう形で進めていきたい。

 ――ダムによらないやり方、これまでのやり方を変えるつもりはないということか?

 少なくとも私が知事である限り。これまでもそのような方向でやってきた。
ダムによらない治水が極限までできているとは思わない。極限まで考えていきたい。
ダム計画の白紙撤回の時にも言ったが、永遠に私が予測できるわけではない。
今のような気候変動がまた出てきた時には当然、国、県、市町村と、今のところはダムによらない治水なので、その中でやる。
それ以外の考え方も、将来は次の世代には考える必要はあるかなと思う。

【水害で途切れたくま川鉄道第四橋梁】







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熊本県球磨川氾濫

2020年07月05日 | 災害
令和2年7月5日

時の政権による政治判断は、後々にも語り継がれる。

熊本県球磨川反乱。民主党政権時代に川辺川ダム建設中止へ。
 治水の難しさ。

八ッ場ダムに似ているが、その後が違っていた。
2020.7.4に、九州の熊本県にて球磨川が記録的な大雨により氾濫してしまい、大災害へと繋がっている。
少しでも被害が小さくなるように願うばかりだ。



昨年、関東の荒川や利根川でも反乱の危機があり一部で決壊はしたものの、辛うじて大災害は免れた。
その時に効果があったかは今後の検証次第だが、民主党政権時代に物議をかもした、利根川水系の「八ッ場ダム」がちょうど貯水を始めたころで、治水として機能したとも言われている。

今回の球磨川でも、川辺川ダムが建設予定されていたが、民主党政権時代に中止の方向へ舵が切られていた。
当時、前原国土交通大臣が川辺川ダム中止を表明し、その後、鳩山由紀夫元首相、後の馬淵澄夫国交大臣も同様の中止の表明をしている。
但し、八ッ場ダムと同じく、計画自体は中止になっておらず、流域の市町村などの自治体で議論は続けられたが、今現在は、川辺川ダムの建設反対派が多く現在に至っているようだ。

日本では、今でもダム建設予定地が残っているが、人口減や工場の海外の移転などで、利水の必要性が薄れてきているため、ダム建設が中止の方向に動いている。
しかし近年の異常気象の為に、治水を見直す時期に来ているのではないでしょうか?
当然、ダムだけが治水方法ではないので、その地域に合った治水方法を見直すべきではないでしょうか。

球磨川は、勾配が急な一級河川で、過去にも氾濫しています。
上流部は比較的川幅が広く、途中、山と山に挟まれた地形から川幅が狭い部分があるため、雨が降ると急に水位が上がる場所があり反乱するそうです。
この地形だとダムぐらいしか対策は無いかもしれません。


球磨川川部川ダムに関する記述
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsde/21/3/21_3_154/_pdf

球磨川上流の市房ダム、緊急放流を中止 熊本県(2020.7.4 11:11配信)
球磨川上流の市房ダムの放水について、熊本県は今後の予測降雨量をもとに検討した結果、中止すると発表した。(ANNニュース)








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熊本県の豪雨被害

2020年07月04日 | 災害
令和2年7月5日

球磨川の氾濫の詳細が解ってきました。

浸水の深さ、最大9メートルか
国土地理院は4日、記録的な大雨で氾濫した熊本県南部の球磨川流域の浸水推定図を公開した。
浸水の深さは、最大で約9メートルに達した可能性があるという。
SNSに投稿された浸水状況の写真に、標高データを組み合わせて同院が作成した。
推定によると、川沿いの低地や支流との合流点などが広範囲に浸水。球磨川が蛇行する球磨村・渡地区では深さ約8~9メートル、JR人吉駅前の市街地も同5メートル前後まで浸水したとみられる。




球磨川氾濫なぜ 流域上に積乱雲の帯、対策しづらい地形

熊本県人吉市などを浸水させた豪雨は、梅雨末期に繰り返し発生してきた線状降水帯によってもたらされた。
そこに急勾配な川と平地が狭い地形が重なり、球磨川の上流から下流まで至るところで氾濫(はんらん)が相次ぐ結果になったとみられる。

 線状降水帯は、積乱雲が次々と発生して帯状に並ぶことで、同じ地域に激しい雨が降り続ける現象。
防災科学技術研究所(茨城県)の清水慎吾・主任研究員によると、今回は、九州に停滞していた梅雨前線に、水蒸気をたっぷり含んだ暖かい風が流れ込んだことで発生した。
現状で予測は難しいといい、清水さんは「前線の位置は変化しやすく、数時間ごとに予報が変わる可能性もある」と話す。

さらに、今回はその線状降水帯が球磨川の流域と重なった。
九州は毎年のように線状降水帯による豪雨被害に襲われており、2017年の九州北部豪雨でも筑後川流域で被害が出ている。
ただ、この時に豪雨が集中したのは筑後川の中流の一部くらいで、支流は氾濫したものの本流は無事だった。
九州大の小松利光名誉教授(河川工学)は「今回は球磨川の流域の広い範囲で豪雨が降ったため、上流から下流の至るところで水があふれた」とみる。

 球磨川は山を縫うように流れ、流れが急で、川の周りの平地も狭い。
九大の島谷幸宏教授(河川工学)は「大きな堤防をつくると住む場所がなくなってしまうので、洪水対策がしづらい」と話す。
特に、人吉市のような盆地の下流は川幅が急に狭くなり、水位が上がりやすいという。

 球磨川流域の自治体と防災計画(タイムライン)を策定してきた東京大の松尾一郎・客員教授(防災行動学)によると、球磨川は以前から氾濫を繰り返してきた。
人吉市と球磨村、八代市でタイムラインを運用していたが、今回は水位が一気に上がったとみられる。
「川の水位はまだ高く、再び雨が降ればまた氾濫する恐れがある。
山間部の地面は水をたくさん含んでおり、雨がやんでも土砂災害の可能性がある。引き続き警戒が必要だ」と話した。


令和2年7月4日

県によると、球磨村渡の水没した特別養護老人ホーム「千寿園」で14人、津奈木町で1人が心肺停止で見つかった。
不明者は芦北町で6人、津奈木町で2人、人吉市で1人。
県は当初、津奈木町で2人が心肺停止で見つかったと発表したが、1人に訂正した。
芦北町ではほか、1人が重体になっている。

Google Earthの空撮画像
千寿荘


氾濫時の様子


球魔川の氾濫


報道にないところでも多数の被害が発生していると予想できる。
 救出のための2次災害は避けて欲しいものです。

今は、豪雨がおさまっていますが、ひきつづき大雨の予報です。







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