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ICTって人のコミュニケーション能力を奪ってませんか?!

2015-12-12 | 日々のパソコン
日本ではかつて、IT(Information Technology)=情報技術という言葉が先行していましたが、

いつ頃からか、ICT(Information and Communication Technology)=情報通信(あるいは交流)技術

という言葉の方が主流となってきましたが・・・果たして、いつ頃から?と気になり調べてみますと、

2007年度刊行の総務省の「情報通信白書」でICTという言葉がメインで使用され始めたようです。


確かに、現代社会を見渡してみますと、

子供からお年寄りまで・・・スマホを持つ時代となっており、

生活の中に自然とICTが取り込まれている・・・と云うより、

ICTという得体の知れない世界に生活が取り込まれ、

己自身の頭で考えることなく、指先の操作だけをしているんですよね・・・

これって、異様な情景だと思いませんか?!


こんな世界にハマり込んでいるような私が言うのもどうかと思いますが、

コミュニケーションとは、仮想空間で行うものでは無く、

相手と向かい合って、言葉で伝えていく方が、

相手の表情や言葉の抑揚により、相手の感情を読み取りやすいんじゃないのかな・・・とも思います。


便利な時代になっていくのに反比例し、人類は・・・

どんどんとコミュニケーション能力を失っていくような気がします・・・

こんな思いを抱いているのは、私だけでしょうか・・・


今朝は、ある母と子供のスマホに関する契約書についての記事を転載してみます。

~以下、12月12日読売新聞朝刊より抜粋~

 契約社会の米国ならでは、というべきか。マサチューセッツ州に住むジャネル・ホフマン夫人は、13歳の息子グレゴリー君にスマートフォンを与える時、「18のルール」を定めた契約書を交わした。

 「パスワードは親に教えて」「学校にはもっていかない」「夜には親に返して」「面と向かって言えないことをメールしない」と、なかなか厳格だ。「写真やビデオを撮りすぎないで。じかに経験すれば記憶に残ります」「周りの世界をよく見て。グーグル検索なしで考えて」と味わい深い忠告もある。

 ホフマン夫人がブログに書き込むと、全米で反響を呼んだ。賛否両論だと言うが、それだけ多くの人が子供とスマホの関係に悩んでいる証拠だろう。

今日
のノート
スマホの契約書



 日本でも、国立教育政策研究所が4月に行った調査では、中学生の3割が、スマホや携帯で1日2時間以上、メールやネットをしているという。

 全くの放任ではトラブルを防ぎきれないし、かといって頭ごなしの禁止では反発する。

 当のグレゴリー君は契約通りに、スマホは控えめに使っているという。契約は、双方の合意がなければ成立しない。話し合って一致点を探る過程こそが大切なのだと、ホフマン家のエピソードは教えてくれる。

 幼稚園児の長男はもう、スマホに興味津々だ。我が家の契約交渉も、そんなに先のことではないのかも知れない。

編集委員 川西勝

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