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通学かばん「ランリック」って知ってます?!

2016-04-08 | 雑記
桜の花も昨日の風雨によりほとんど散ってしまったようです・・・

全国各地で入学式が行われているようですね。
下のチビの入学式

私事乍ら・・・

娘のところの下のチビも、

今年、小学校に入学しました。

4月の6日が入学式でしたので、

今頃は、自分で選んだランドセルを背負い

ウキウキしながら通ってるんじゃないかな・・・


京都の小学校は今日8日が多いらしいですが・・・

京都って、私の息子・娘の時代の頃、ランドセルはもちろんですが、

ランリックというランドセルとリュックサックの中間のようなものも多かったように感じていましたが、

今朝の新聞を見てみると、やはりそうやったんですね。


ただ、このランリックが作られた動機は知らなかったですね・・・

当時の校長さんの優しさが底流に流れていて、作られていたなんて思いもしなかったです・・・


子供達も、不安と期待とゴチャゴチャな気持ちでスタートを迎えるわけですが、

真っすぐに育ってもらうためには、親の見栄の張り合いだけは避けなくては駄目ですよね。

全国の新一年生、オメデト~!!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ


今朝は、「ランリック」についての記事を転載してみようと思います。

~以下、4月8日読売新聞朝刊より抜粋~

背負われ愛され半世紀

府南部の児童になじみのランリック
 府内の多くの小学校で8日、入学式が開かれる。新1年生といえば、ピカピカのランドセルを連想するが、府南部を中心に「ランリック」と呼ばれるかばんが親しまれている。ランドセルとリュックサックを掛け合わせたような形状で、上部で軽いのが特徴。最近では、会社員や女子高生が買い求める姿も見られるといい、人気はじわじわと広がっている。 (川崎陽子)

1968年に作られた初代ランリックと創業者の鈴木正造さん
通学かばん「ランリック

 ランリックは、向日市の学用品メーカー「マルヤス」が約50年前から製造。元々は衣料品店で体操服や制服などを扱っていたが、創業者の鈴木正造さんが知人の小学校長から「ランドセルが高価で買えず、悲しい思いをする児童がいる」と相談を受け、試行を重ねて考案した。

 より安価で、背負っても軽くて動きやすいようにと、生地にはナイロンを採用。交通安全に配慮し、色合いは道路標識にちなんで黒と黄色にした。たちまち評判を呼び、導入する学校は増えた。1980年代には近隣府県も含め採用校が300校を超え、年間2万個以上を製造した。

 「教科書の角が折れる」「肩ベルトが体に食い込んで痛い」など、子供の声を受けて改良した。現在は縦37㌢、横27㌢の角型で、A4判の教科書がすっぽり収まる大きさ。肩ベルトには登山用品に使われるクッションを用い、紺、赤と色の種類も増やした。重量は約700㌘。価格は7000~8000円台と比較的、手頃な設定だ。

安価で丈夫 大人にも人気

 向日市のパート女性(31)は「小柄で体力がなかった私でも、楽に背負えた。ランリックには思い出がつまっていて、子供ができたら、ぜひ持たせたい」と話す。

 正造さんは昨年4月、88歳で他界。長男の大三さん(61)夫婦や孫の康弘さん(31)ら家族5人で店を守る。少子化に伴い、製造数はピーク時から半減したが、最近ではカジュアルな装いにも合うと、子供の分と一緒に購入する親もいるという。

 また、「デザインがかわいい」と通学かばんにする女子高生や、京都土産として買っていく外国人の姿も。一昨年からインターネット販売を始めると、関東や九州などからも注文が入るようになった。

 現在は、学校からの要望を受け、防災機能を付加できないかを検討中。大三さんは「父はいつも子供や保護者の目線で、使いやすさを追求していた。これからも様々な声を受け止め、多くの人に愛されるランリックにしていきたい」と意気込んでいる。
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