ドボンとテポドン

なにやら朝鮮半島がきな臭い・・・らしい。長距離弾道ミサイル、通称テポドンとやらが、日本海に落ちたらしい。ＴＶや新聞がさかんに騒ぎ立てていますが、如何なものか。

要はアメリカの金融制裁の解除を狙ったブラフ（脅し）でしょう。そりゃ打てば、遠くまで飛ぶでしょうが、どこに落とす気なんだか・・・。しかも日本海とは中途半端な場所です。多分北朝鮮当局も、アメリカ領海内に落とす勇気はない。ミサイルの命中精度は、高度な軍事技術ですから、北の技術では命中範囲数十キロがせいぜいでしょう。アメリカと戦争なんぞ出来る訳ない。

もとより、北の金王朝の一族は戦争なんて望んでいるわけない。ただ、自分たちの権力を維持したいだけ。人民の支持なんてまるで信じていないからこそ、情報を閉ざし、牢獄国家を造り上げているだけのこと。かつては労働者の天国と謳っていた日本の左派市民運動家の方々はどう思っているのやら。はっきり言って、テポドンが日本領海内に墜落（命中なのか？）したって、どうってことない。

戦争をするに絶対に必要不可欠なのが「食料」と「資金」。この二つがないと、戦争なんて出来っこない。どちらも十分にありませんしね、あの破産国家。スポンサーでもいればともかく、ロシアも中国もその気はないようだしね。

彼等金王朝の面々は、ただただ、自分たちがいい暮らしをしたいだけ。だから金寄こせ、援助寄こせ。寄こさないとミサイル打っちゃうゾと騒いでいるだけ。

アメリカにしてみれば、日本を自国側につなぎ止める便利な餌程度でしょう。おまけにテポドン口実に、ますます軍事予算を増やせるしね。まあ、後者の方が重要なのでしょうが。

拉致家族会のお方々が、盛んに経済制裁を主張してますが、既に実質的に経済制裁状態のようです。民団と総連の和解も、その打開策の一環である様子。北の暴発を心配する向きもあるようですが、歴史的にみても、せいぜい暴動を起こす程度でしょう。真綿で首を絞めるが如く、じわじわと自壊を待てばいいのです。

ただ、拉致家族及び在北朝鮮の日本人の方々が犠牲になっていることは、なんとも無念です。この問題さえなければ、北朝鮮なんぞ無視してイイ、どうでもイイ存在なのですがね。まあ、世界の大半の国々はそう思っているようです。それが現実なのでしょう。