ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

「しばわんこの和のこころ」 川浦良枝

2006-07-27 15:02:25 | 
え~全国500万(多分、これくらい居るはずだ!!)のしばわんこファンの皆様方、おまたせしました。知っている人は知っているが、知らない人は是非書店へ。でも、大型店舗でないと扱っていないかもしれません。

キュートなしばわんこと、お茶目なみけにゃんこが日本の伝統文化、行事などをイラスト付きで紹介しているだけ。ただ、それだけなんですが、癒されます。和みます。

外国にショートステイする友人へ送ったり、日本に留学中の知人に送ったところ、たいへん評判が良かった本でもあります。イラスト、本当に綺麗だしね。

実際問題、日本でしか暮らしたことのない私ですが、案外日本の伝統文化には暗いところが多々ある。細かいところなんぞ、完全に忘れてる、あるいは知らない。

実のところ、私は子供の頃から煎餅はあまり好まず、日本茶は飲まない。神輿を担ぐのは好きだったが、祭りの意味は興味ない。夜店の屋台は好きだが、神社の存在は眼中にない。時代劇は見ないし、歌舞伎も落語も関心がない。そんな若者でした。

ところが年を重ね、おじさんと堂々と名乗れるくらいになると、不思議なことに、和菓子と日本茶(昔はコーヒーだった)に安らぎ、味噌汁(十代の頃は大嫌いだった)も自分で作るようになる。落ち着いたのか、保守化したのか分かりませんが、これはこれで結構幸せだったりする。

自然回帰じゃないけれど、やはり日本人は日本の文化に戻るものなのだなと、妙に納得しています。
コメント (2)
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