最近「西尾維新」にはまっている。
以前、5月くらいに、このブログでも取り上げたが、この著者の言語感覚は癖になる。既成の作家にはない、特異な日本語の用法。特に根拠があるわけではないが、多分ワープロソフトが生み出した言語感覚だと思う。
私は普段MS―MEを使って書いているが、以前使っていたATOKの方が頭がイイと思っている。ただ、一番多用するEXCELの流れで、已む無くIMEを使っているが、時折日本語変換の頭の悪さに苛立つことがある。
ところが、どうも西尾氏は、この変換のおかしさをアイディアとして活かしている印象がある。同じ読みで、異なる漢字を使う、西尾氏の文章は読んでいて、妙にはまってしまう。
さて、西尾氏の「戯言シリーズ」だが、シリーズ一作目では登場人物に奇想天外な人物が多く、それが主人公を普通の人にみせていた。ところが2作目以降を読むと、この主人公もまた、とんでもない人物だと分かる。はっきり言って、私は嫌いだ。
嫌いだと断言できる主人公の活躍する本を、何冊も読んでいる私もヘンだ。何で嫌いなのだろうと考えてみると、どうも自分自身の内に潜む、卑怯さ、臆病さを思い起こさせることが原因ではないかと思う。作品中で、誰にでも似ている、似ているいようで、実は誰にも似ていないと評される主人公は、作品の他の登場人物から嫌われつつも、応援される不思議なキャラクターであるようだ。
現実にこの主人公のような人物が身近に居たら、間違いなく私、苛めるな。苛めつつも、案外可愛がるかもしれない。成長する姿を見てみたいからだ。実際、ライトノヴェル関係の本の人気投票をやると、男性キャラ1位の人気ぶり。なんか分かる気がする。
シリーズも残すところ、後三冊。エンディングをどのように迎えるのか分かりませんが、いい意味で読者の期待を裏切って欲しい。この年になると、いささかひねくれた本の読み方をするので、このように夢中になれる本と出会えることは稀です。是非とも楽しませて貰いたいものです。
以前、5月くらいに、このブログでも取り上げたが、この著者の言語感覚は癖になる。既成の作家にはない、特異な日本語の用法。特に根拠があるわけではないが、多分ワープロソフトが生み出した言語感覚だと思う。
私は普段MS―MEを使って書いているが、以前使っていたATOKの方が頭がイイと思っている。ただ、一番多用するEXCELの流れで、已む無くIMEを使っているが、時折日本語変換の頭の悪さに苛立つことがある。
ところが、どうも西尾氏は、この変換のおかしさをアイディアとして活かしている印象がある。同じ読みで、異なる漢字を使う、西尾氏の文章は読んでいて、妙にはまってしまう。
さて、西尾氏の「戯言シリーズ」だが、シリーズ一作目では登場人物に奇想天外な人物が多く、それが主人公を普通の人にみせていた。ところが2作目以降を読むと、この主人公もまた、とんでもない人物だと分かる。はっきり言って、私は嫌いだ。
嫌いだと断言できる主人公の活躍する本を、何冊も読んでいる私もヘンだ。何で嫌いなのだろうと考えてみると、どうも自分自身の内に潜む、卑怯さ、臆病さを思い起こさせることが原因ではないかと思う。作品中で、誰にでも似ている、似ているいようで、実は誰にも似ていないと評される主人公は、作品の他の登場人物から嫌われつつも、応援される不思議なキャラクターであるようだ。
現実にこの主人公のような人物が身近に居たら、間違いなく私、苛めるな。苛めつつも、案外可愛がるかもしれない。成長する姿を見てみたいからだ。実際、ライトノヴェル関係の本の人気投票をやると、男性キャラ1位の人気ぶり。なんか分かる気がする。
シリーズも残すところ、後三冊。エンディングをどのように迎えるのか分かりませんが、いい意味で読者の期待を裏切って欲しい。この年になると、いささかひねくれた本の読み方をするので、このように夢中になれる本と出会えることは稀です。是非とも楽しませて貰いたいものです。