白状すると、あまり整理整頓が得意ではない。
仕事に直接関係するものは、なるべく整理するように努めている。ところが私生活では、いたってだらしない。本は山積み、衣類はハンガーかけっぱなし。ただし台所の水周りだけはいつも片付ける。これは狭いキッチンなので、片付けないと料理が出来ないし、放置するとゴキブリがやってくるのが嫌。だから遅刻したって、流しの食器は洗ってからでないと、出かける気になれない。
その点、本はイイ。ほって置いても虫がわく(本当は食われるが)でなし、ネズミが齧るでなし。ただ、いささか勘に触る。早く読みたいのだが、物理的な限界があって、読まずに置いているだけだ。
困るのが郵便物や、整理して保管しておきたい書面だ。後でやろうとすると、何故か無くなる困りものだった。長年けっこう困っていたのだが、表題の本を読み、時系列式に整理するようになって、ずいぶん改善したと思う。
ただし整理したい対象によっては、時系列式が適さない場合もある。新聞の料理に関する記事なんかは、時系列式が適している。しかし、美味しいお店に関する資料は、時系列式は向いていないようだ。これは私が料理の名称やお店の名前をなかなか覚えず、もっぱら「あそこのお店の肉料理は美味しかった」といった大雑把な覚え方をするせいだ。つまり場所で覚えるので、地図に書き込むことで折り合いをつけている。
また登山に関する記録も、必ずしも時系列式が適しているとは言い難い。実は山行記録のメモは、すべて保存してある。しかし、ほとんど読み返すことはない。私は登山を、誰と行ったかで覚えている。だからその時のメンバーから、記憶を導き出す。これはアルバムの写真を見るのが一番だ。
それでも、時系列式の整理法が有効であることは、私も認めざる得ない。ベストセラーにもなった表題の本だが、私が一番驚いたのが、著者が私の嫌う霞ヶ関のエリート官僚であったことだ。この人たちは、官職をはずれると、弾けたように自由闊達な思考を炸裂させる。まるで組織と慣習に縛られた現職時代の鬱憤を晴らすがごとくの活躍ぶりだ。
少子高齢化社会を間近に迎える日本では、優秀な高齢者をどう社会に活かしていくかが、大きな課題になると思う。もはや悠長にご隠居生活を楽しませてる余裕は無い。高齢者であっても、活用できる人材は大いに使うべきだ。ゆとり教育の結果、学力の低下した若者が増えていく現状を思うと、優秀な高齢者活用は必然とさえなると思う。
仕事に直接関係するものは、なるべく整理するように努めている。ところが私生活では、いたってだらしない。本は山積み、衣類はハンガーかけっぱなし。ただし台所の水周りだけはいつも片付ける。これは狭いキッチンなので、片付けないと料理が出来ないし、放置するとゴキブリがやってくるのが嫌。だから遅刻したって、流しの食器は洗ってからでないと、出かける気になれない。
その点、本はイイ。ほって置いても虫がわく(本当は食われるが)でなし、ネズミが齧るでなし。ただ、いささか勘に触る。早く読みたいのだが、物理的な限界があって、読まずに置いているだけだ。
困るのが郵便物や、整理して保管しておきたい書面だ。後でやろうとすると、何故か無くなる困りものだった。長年けっこう困っていたのだが、表題の本を読み、時系列式に整理するようになって、ずいぶん改善したと思う。
ただし整理したい対象によっては、時系列式が適さない場合もある。新聞の料理に関する記事なんかは、時系列式が適している。しかし、美味しいお店に関する資料は、時系列式は向いていないようだ。これは私が料理の名称やお店の名前をなかなか覚えず、もっぱら「あそこのお店の肉料理は美味しかった」といった大雑把な覚え方をするせいだ。つまり場所で覚えるので、地図に書き込むことで折り合いをつけている。
また登山に関する記録も、必ずしも時系列式が適しているとは言い難い。実は山行記録のメモは、すべて保存してある。しかし、ほとんど読み返すことはない。私は登山を、誰と行ったかで覚えている。だからその時のメンバーから、記憶を導き出す。これはアルバムの写真を見るのが一番だ。
それでも、時系列式の整理法が有効であることは、私も認めざる得ない。ベストセラーにもなった表題の本だが、私が一番驚いたのが、著者が私の嫌う霞ヶ関のエリート官僚であったことだ。この人たちは、官職をはずれると、弾けたように自由闊達な思考を炸裂させる。まるで組織と慣習に縛られた現職時代の鬱憤を晴らすがごとくの活躍ぶりだ。
少子高齢化社会を間近に迎える日本では、優秀な高齢者をどう社会に活かしていくかが、大きな課題になると思う。もはや悠長にご隠居生活を楽しませてる余裕は無い。高齢者であっても、活用できる人材は大いに使うべきだ。ゆとり教育の結果、学力の低下した若者が増えていく現状を思うと、優秀な高齢者活用は必然とさえなると思う。