ヌマンタの書斎

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イソップ童話の勧め

2010-06-08 12:35:00 | 社会・政治・一般
鳩ャbモノは、もう一度「イソップ童話」を読み返して欲しい。

あの有名な狼少年の話は誰でも覚えているだろう。大人たちが騒ぐのが面白くて「狼が来たぞ~」と騒ぎたて、本当に狼が来た時には、信じてもらえなかった愚か者の話だ。

狼少年のウソは、騒ぎを起して注目されたがったが故の愚行だと思う。いつの時代だって、人から注目されたいという欲望はあるものだ。そのためにならばウソをつく事も辞さないのが愚かな人間の性だといえば、そうなのだろう。

率直に言って、この手のウソはなくならないと思う。だからこそ、そのウソを見抜く目を持つ必要がある。この狼少年のウソを疑うことなく信じることは、信じた人がバカをみるだけで済まないことがあるからだ。

実際、イソップ童話では、本当に狼が襲ってきた時、これまで騙されてきた村人たちは「またウソか」と無視したために、大きな被害を被っている。

話し変って現代の日本において狼少年の役割を演じているのが、新聞やTVといったマスコミ様である。全ての報道がウソだなんて言わないが、ウソが顕著なのが沖縄の反米軍基地運動についてだ。

普天間基地を人間の鎖で包囲するといったパフォーマンスの参加者  2万~3万(実数は1万前後とみられる)
普天間基地国内移設反対集会の参加者  9万人(実数は2~3万前後、9万は主催者側発表)
鳩山総理沖縄訪問時の決起集会の参加者  3万(実数は2万前後)

ちなみに、自公与党時代の反米反基地集会の参加者  10万人(実数は3万前後)である。

もうお気づきだと思うが、ここ数年来、この手のイベントの参加者は、ほとんど変っていない。人間の鎖の参加者が少ないのは、天気が悪かったことと、人間の鎖が人手不足から途切れがちで、参加者数を水増しして報道しずらかったのだと思う。

更に付け加えるなら、実際の参加者のうち沖縄在住の人は、おそらく実数2万前後であり、後は本土からの応援だと思われる。某旅行会社(もちろん組合ご用達)では大きな収入源だと聞いている。

沖縄出身の知人の話では、米軍基地への反感はあっても、昔からあるものとして受け入れてる人が大半で、反対する人は昔から反対であり一部に限られているのが実態とのこと。

既に東京暮らしが長いその人に言わせれば、なぜにマスコミは沖縄の人の大半の意見を無視するのかと憤慨する。そう、マスコミは米軍基地に反対する人の話は紙面に載せるが、そうでない人たちは無視する。

もちろん本音では、基地があるのは嫌だと思うようだが、その基地があることで生活している人もいる。反対派といがみ合うのが嫌で、本音を口にしない人は沢山いる。それがマスコミが報道しない事実であるようだ。

でも、マスコミ様は沖縄の人々は米軍基地の存在に苦しみ続けていると、相変わらず声高に主張してやまない。この狼少年は、決して自らのウソを認めない。事実を報道するのではなく、自分たちが信じる政治信条に基づきウソをはき続けている以上、間違いだなんて思っていないのだろう。

本当に狼が襲ってきた時、ウソを吐き続けた狼少年のせいで村はどうなったのか?

沖縄にある米軍基地は、厳密には日本防衛のためではないと私は考える。しかし、沖縄に米軍基地があることで、実質的に守られているのも事実だと思う。

自分の国を守るとする気概すらなく、平和憲法とやらで平和が守られていると勘違いしているバカな国は浮ュない。だが、そのバカな国に駐在している戦争好きな覇権国家は浮「。だからこそ、沖縄は守られている。

今、日本という平和バカの国の周りでは、狼よりも貪欲な赤いパンダがウロウロしている。狼を追い出したら、凶暴なパンダがやってきたなんて事態にならない保証はない。

一国の首相である以上、狼少年のウソを見抜く目を持って欲しいと願うのは、おこがましいのであろうか。鳩ャbモノは、誰が狼少年であり、そのウソを信じて騙される愚かさと、その悲惨な末路をイソップ童話で学んで欲しいものだ。

追記 この記事を書いた数日後、ついに辞任の報が流れてきました。この原稿、没にしようかと思ったのですが、まだ今後も民主連立政権は続くと思うので、あえて記事にしました。
コメント (3)
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