ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

パンダの闇討ち

2011-05-02 12:03:00 | 日記
この時季の野山は新緑の色が、心に優しい。

命の芽吹く色でもあり、自然の再生に自然と心が安らぐ。そんなドライブを楽しんだ帰り道でのことだ。3月の東日本大震災以来、関東以北では節電により街が暗い。

銀座のネオン街などは、火が消えたような暗さであり、飲食店に深刻なダメージを与えている。おまけに頑固爺さんが自粛などとほざいたために、花見の賑やかささえ掻き消され、気持ちまでもが冷え込んでしまう。

お店のネオンだけではない。街路灯まで灯りを減らしているため、田舎町に入り込んだ気分である。もっとも、これはこれで今まで明るすぎたことを実感させてくれる。

正直言えば、この暗闇はそう嫌いではない。防犯上、不安がる人はいると思うが、私自身はこの薄暗さをけっこう楽しんでいる。飲食店が暗いのは勘弁だが、夜の暗さは心静める気がして私は好きだ。

とりわけ夜の高速道路を走ると、その暗さが良く分る。まるで欧州の高速道を走っているかのような薄暗さは、むしろ街の明かりを際立たせている。慣れれば、この暗さは不快でも危険でもなく、むしろスピードを出しすぎることもなく、落ち着いて車を走らせることが出来る。

とはいえ、良い事ばかりではないと思い知らされた。

民主党のマニュフェストに謳われた政策のうち、高速道路の無料化の効果を試す為に実験的に無料化された道路がある。その一つが八王子と橋本を繋ぐ16号バイパスだ。無料化により通行料が大幅に増えたことが立証された道でもある。

その日も新緑を楽しんだドライブが遅くなり、既に深夜近い時間ともなると、普段は交通量が多い16号バイパスも車はほとんど走らない。そんなガラガラの道を快適に走らせていた。

ただ、なにぶん照明を減らしているので、速度は80キロ程度に抑えていた。この16号バイパスは、一般道と高速道の合いの子のような道で、自動車専用道としては中途半端なので、制限速度は60キロ、場所によっては40キロというヘンな道路だ。

とはいえ、そんな低速度で走る車は滅多にない。割と新しい道路であるため、普段は100キロ以上で飛ばす車が多いのが実情だ。でも、薄暗いのでスピードを落としていたのため、私自身は安全運転のつもりであった。

ところがだ、左斜め後ろの車が、急に赤色等を光らせてサイレンを鳴らした。走っている車は私だけなので、ターゲットは間違いなく私だ。

やられた・・・パンダの野郎、薄暗いのを利用して隠れていやがった。もし、節電などない状態の明るさならば、後ろにパンダがついたことぐらい、すぐに気がついたと思う。

しかし、この照明の暗さでパンダに気がつかなかった。明るいところでは目立つ、パンダの白黒模様だが、薄暗いところでは、むしろ目立たないことが良く分った。おかげで24キロオーバーの減点2となり、累積で免許停止一ヶ月だと思われる。

免停なんざ、大学生の時以来である。昨年来の交通違反の流れは、まだ途絶えていなかったらしい。まったくもって腹立たしい。っつうか、情けない限りである。

でも、反省なんざしていない。道路交通法の制限速度の設定がおかしいと確信しているからだ。これからも、制限速度なんざ、守ってやるもんか。自分が安全だと判断した速度で走ってやる。

もし反省するとしたら、薄暗い道路でパンダに気がつかなかった軽率さだけだ。
コメント (12)
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