独裁者は嫌いだ。
自粛という言葉の意味を分っているのか。自らの言動を慎むことであって、政治家様のご高説に従って大人しくしていることではない。
誰のことかといえば、ご存知首都を牛耳る頑固爺さんのことだ。この爺さん、国会でいくらご高説を唱えても、賛同者は少数に留まる現実に耐え切れず、地方自治体の首長に納まって、自らが正しいと思う政治を実現しようと目論んだ。
現在、国政を担う民主党のボンクラと異なり、それなりに実務能力はあるので、役人の力を借りて、それなりに東京都の行政をまとめていることは、私とて認めている。
しかし、時々その厭らしい独善的な性格が顔を覗かせる。
私だって、2万人近い死者と戦後最大の地震被害を思えば、私生活においてある程度慎み深くすることには同意できる。家族や近親者が被災したような場合は、なおさらだと思う。
しかし、いつまでも自粛なんてしていたら、震災復興なんて望めない。沈んだ気持ちを高めて、新しい未来に向かって力強く立ち上がる必要がある。
その意味でも、4月のお花見のようなイベントは、気持ちを盛り上げる意味で重要だと思っていた。ところが、この頑固爺さんが、自粛を求めるなぞとほざいたおかげで、復興の機運は凹んでしまった。
私なんぞ、断固自粛なんぞしてやるもんかと啖呵をきったが、如何せん右へ習えの大勢には抗しきれず、近場の店でささやかな散財をするに留まっている。
いや、散財したくても、肝心のお店が早仕舞いしてしまうのだから性質が悪い。電力不足は、もっぱら昼間が中心で、電気があまるはずの夜間に節電して、なんの役に立つ。
4月半ばから、この上半期の景気予測を大幅に下方修正しなければならない状況になってきた。とりわけ震災被害が、ほとんどないにも関らず、自粛ムードのおかげで消費が大幅に抑制されたことの悪影響が拡がっている。
銀座の飲食店の売上は激減しており、このままだと数百店が閉店しそうな情勢なのだ。冗談抜きで、震災被害よりも自粛被害のほうが遥かに大きい。これは関東地方全域で見られるから、間違いなく地方の方が被害が大きいでしょう。
自粛を言い出したのが、石原一人ではないことは分っていますが、真っ先に言い出した大バカの一人であることも分っています。
また震災のせいで流通が停滞したため、やむなく営業時間を減らしたお店があることも分っています。
それでも憤慨せざるえないのは、このような災害時において政治がなすべきことを分っていない馬鹿が多すぎる。震災被害を悼む姿をアピールしたくなるのは、政治家の本性に近い。それは分る。
だが、震災被害からの復興には、雰囲気から盛り上げる必要がある。そのためには、政治が先頭に立って復興の方向性を大いに打ち出す必要がある。
古来から、このような大規模な災害時において、賢明な治世者は自ら節制する一方で減税や減免などをして、世間の活力を沸かせるような政治を行った。
大きなイベントを開催したり、公共事業を大々的にアピールしたりして、世の中が沈み過ぎないよう気を配る。王家や貴族、富豪などが私財をなげうって、民間復興に一役買うこともあった。
少し歴史の教科書を紐解けば、いくらでも実例を知ることが出来る。
政治とは人を動かすことだ。自粛を強要することで、人心を冷え込ませた政治家の罪は重い。都庁の頑固爺さんは、そのことを深く自戒すべきだと、私は思います。
自粛という言葉の意味を分っているのか。自らの言動を慎むことであって、政治家様のご高説に従って大人しくしていることではない。
誰のことかといえば、ご存知首都を牛耳る頑固爺さんのことだ。この爺さん、国会でいくらご高説を唱えても、賛同者は少数に留まる現実に耐え切れず、地方自治体の首長に納まって、自らが正しいと思う政治を実現しようと目論んだ。
現在、国政を担う民主党のボンクラと異なり、それなりに実務能力はあるので、役人の力を借りて、それなりに東京都の行政をまとめていることは、私とて認めている。
しかし、時々その厭らしい独善的な性格が顔を覗かせる。
私だって、2万人近い死者と戦後最大の地震被害を思えば、私生活においてある程度慎み深くすることには同意できる。家族や近親者が被災したような場合は、なおさらだと思う。
しかし、いつまでも自粛なんてしていたら、震災復興なんて望めない。沈んだ気持ちを高めて、新しい未来に向かって力強く立ち上がる必要がある。
その意味でも、4月のお花見のようなイベントは、気持ちを盛り上げる意味で重要だと思っていた。ところが、この頑固爺さんが、自粛を求めるなぞとほざいたおかげで、復興の機運は凹んでしまった。
私なんぞ、断固自粛なんぞしてやるもんかと啖呵をきったが、如何せん右へ習えの大勢には抗しきれず、近場の店でささやかな散財をするに留まっている。
いや、散財したくても、肝心のお店が早仕舞いしてしまうのだから性質が悪い。電力不足は、もっぱら昼間が中心で、電気があまるはずの夜間に節電して、なんの役に立つ。
4月半ばから、この上半期の景気予測を大幅に下方修正しなければならない状況になってきた。とりわけ震災被害が、ほとんどないにも関らず、自粛ムードのおかげで消費が大幅に抑制されたことの悪影響が拡がっている。
銀座の飲食店の売上は激減しており、このままだと数百店が閉店しそうな情勢なのだ。冗談抜きで、震災被害よりも自粛被害のほうが遥かに大きい。これは関東地方全域で見られるから、間違いなく地方の方が被害が大きいでしょう。
自粛を言い出したのが、石原一人ではないことは分っていますが、真っ先に言い出した大バカの一人であることも分っています。
また震災のせいで流通が停滞したため、やむなく営業時間を減らしたお店があることも分っています。
それでも憤慨せざるえないのは、このような災害時において政治がなすべきことを分っていない馬鹿が多すぎる。震災被害を悼む姿をアピールしたくなるのは、政治家の本性に近い。それは分る。
だが、震災被害からの復興には、雰囲気から盛り上げる必要がある。そのためには、政治が先頭に立って復興の方向性を大いに打ち出す必要がある。
古来から、このような大規模な災害時において、賢明な治世者は自ら節制する一方で減税や減免などをして、世間の活力を沸かせるような政治を行った。
大きなイベントを開催したり、公共事業を大々的にアピールしたりして、世の中が沈み過ぎないよう気を配る。王家や貴族、富豪などが私財をなげうって、民間復興に一役買うこともあった。
少し歴史の教科書を紐解けば、いくらでも実例を知ることが出来る。
政治とは人を動かすことだ。自粛を強要することで、人心を冷え込ませた政治家の罪は重い。都庁の頑固爺さんは、そのことを深く自戒すべきだと、私は思います。