ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

オリンピック出場jを目指す意義

2012-06-06 12:27:00 | 社会・政治・一般

オリンピックって、そんなに偉いのか?

どうも良く分からない。芸能音痴の私だが、それでもお笑い芸人がカンボジア国籍まで取得して、マラソンでの出場を目指している話は知っていた。

どうやらロンドン五輪への出場は叶わぬようだが、国籍を変えてまでしてすることなのか、どうにも理解できない。

宣伝効果という点からすると、私でさえ耳にしているのだから、相当なものだと思う。

だが、この猫ひろしとかいうお笑い芸人のマラソンのタイムは、市民ランナーとしては立派なものだが、オリンピックでは標準記録にさえ怪しい程度のものでしかない。

間違っても日本代表に選ばれるレベルではない。本気でオリンピックを目指すなら、日本代表を狙うべきで、他の国の国籍をとってまでして出場を狙うのは、どうも感心できない。

もっとも、お笑い芸人としてみれば、ただこの一事をもって日本全国自分の名前が広まる点は無視しえない。なにせ、タダで広告してもらっているようなものだ。観客の目をひきつけてこそ芸人。

分からなくもないが、それでも軽い不快感を禁じ得ないのは、やはり国籍さえも道具としてしまう節操のなさからだろう。

やはりお笑いの二人組のうちの一人の女性が、女性ボクシングでオリンピックを目指し、先日敗退したようだが、こちらのほうがまだ納得がいく。彼女なりに真摯に頑張った結果であり、出場できなくてもそれは正当なものだったと思うからだ。

しかし、どうも猫氏のやり方は納得しえない。ぐだらぬ話題だと切って捨てたいところだが、日本国籍ってそんなに簡単に捨てられるものなのか。カンボジアで余生を過ごし、日本とカンボジアの架け橋にでもなろうというのだろうか。

やっぱりどうも納得しがたい話ですねぇ。知名度は上がったのでしょうが、反感も買った気がします。

コメント (8)
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