東京都知事選挙

誰に投票したらいいのやら？

差し迫ってきた東京都知事選挙だが、私は困っている。投票したいと思う候補者がいないのだ。

それどころか、こいつには都知事になって欲しくない輩なら確かにいる。

例えば宇都宮候補。弁護士として弱者救済に奔走してきた実績はともかくも、虚構の従軍慰安婦問題に傾倒したり、外国人の参政権を支援したりと、どうも反日自虐的な傾向が著しい。支持者の顔ぶれをみれば、その正体が知れるというものだ。

一応、与党が支援する枡添候補だって、私はあまり評価していない。頭の良さは認めるし、行政職の経験はなくても多分実務は大丈夫だろうと思う。でも、人としての資質に問題あるように思う。国会議員の頃からそうだが、この人同志を作れない。頭が良すぎて他人が馬鹿にみえるタイプだろうと邪推している。

そして、一月に入って急浮上した細川候補だが、このお殿様も問題が多すぎる。枡添とは違った意味で、この人も同志を作れない。おまけに決断力に乏しく、意見調整をなにより苦手とする。そして難局にあって泥を被るのを嫌がり、平然と義務を放り出す無責任ぶり。まったく信頼がおけないと思う。

他にもドクター中松とか、なにしに立候補するのか良く分からない泡沫候補がいるが、無視しても問題ない。問題というか、本来泡沫候補だったはずなのに、なぜかここにきて有力候補になってきたのが、元自衛隊幹部の要職にあった田母神候補である。

自衛隊の幹部であり、官僚そのものであるから行政職をこなす才幹は普通にあると思う。ただ、この方確信犯的に右に偏っている。行き過ぎた左派である反日自虐が産みだした反作用だと私は理解している。

多分、都知事本来の仕事よりも、自分の政治的主張に偏ってしまう可能性が高い。そんな人が世界から多くの観光客を迎えるオリンピックの主催都市の首長でどうなのかなとの疑念がどうしても拭えない。

あァ、困った。本当に投票した候補者がいないではないか。普通に考えたら消去法ながら、枡添なのだろうが、どうもこの人危なっかしい。宇都宮と細川は論外だが、田母神も不安だ。

いっそう、白紙投票しようかとの思いもある。嗚呼、悩ましい。